「だからボクとは関わるな」
ボクはそう言い放ったが、耀平はえーと返す。
「何でそんなに関わって欲しくないのさ?」
おれ達同族じゃん?と耀平は聞く。
ボクはため息をつきつつ答えた。
「別に、人間が嫌いなだけ」
それに対し耀平はどうして?と尋ねる。
「…何でって」
そんなのどうでも良いだろ、とボクは耀平に目を向ける。
「何だよソレ」
耀平は苦笑した。
「まー良いんだけどさ」
耀平はそう言ってもう1度缶ジュースを差し出す。
「これ」
お前のだろ、と耀平は言う。
「受け取れよ」
ボクは思わず沈黙する。
しかし耀平はほらとボクに缶ジュースを近付けてくるので、ボクは諦めて受け取る事にした。
その様子を見て耀平は笑った。
「じゃ、おれはこの辺で」
友達待たしてるからさ、と言って耀平は踊り場をあとにした。
「…」
ボクはその後ろ姿を見送った。
こちらは「造物茶会シリーズ現行公開設定まとめ! その2」の続きです。
・使い魔 Familiar
“人工精霊”に物質の身体を与えたもの。
様々な姿形のモノがいるが、この物語では人型が多く登場する。
一般的に自身を生み出した“魔術師”を“親”、自身の魔力の供給源となる魔術師やアイテムを持つ者を“マスター”として認識する。
元は人工精霊なので魔術師からは“生命“として見なされず、むしろ魔術師の“道具”“武器”として扱われ、当人たちもそう認識することが多い(だが現代においてはそう認識する魔術師も使い魔もあまりいない)。
性別はない(だから“そういう器官”はない)が、その人格には男性寄り・女性寄りといった違いがあったりする。
(以下未公開設定)魔力供給が尽きないか術式や頭部を破壊されない限り死なない(それ故に精神年齢が子どもっぽい見た目より老けていることもある)。
人型個体に関しては“人間との識別のため”学会による生成や使い方に関する制限が厳しく、人外的身体特徴を与えなければいけないとか感情や感覚の一部を欠けさせたり薄れさせた状態にしなければいけないとかなど学会によって色々決まっている(でも感情や感覚に関しては結構ガバガバで人間との違いがあまりない個体も少なくない)。
人型の場合子ども(第二次性徴前後くらい)のような容姿をしていることが多いのは、“魔術師への反抗などもしもの時に大人の魔術師の力で簡単に押さえつけられるように”するためだという。
身体能力は個体にもよるが一般の人間より高いことが多い。
その身体に術式を組み込むことで何もない所から武器を生成したりできるし、当人の意思で人外要素を隠すこともできる(少し面倒だけど)。
用語はここまで。
次はキャラクターについてですよ〜
行って帰ってきたつもり ないけれど
形だけなら出戻り 数えなおし
一からどこまでいったろう
十より先にも手が触れたかも
代わりの名前はなんにしよう
忘れたID 遠く彼方で
行って帰ってきたつもり ないままに
言ってしまえば出戻り またよろしくね
まだ言葉なら デモみたいだ
でも浮かんだら書いてくんだ
髪が伸びたけれど よろしくね
前見えてるから