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五行怪異世巡『肝試し』 その⑬

(そうか、そういえばカオルの姿を見せたのってメイさんくらいか……今出れる?)
(力不足かなぁ)
カオルの返答に青葉はしばらく考え込み、千ユリに手招きした。
「あン?」
「千ユリ。適当に攻撃くれる?」
「…………“野武士”」
武者の霊の放った斬撃を、青葉の背後から伸びてきた機械人形風の左腕が受け止める。
「えっと……紹介します。〈薫風〉の付喪神、カオルです」
「ワタシの可愛い青葉ぁ……こういう呼び方はあんまり感心しないなぁ……」
背中から覆い被さるように出現したカオルの上半身に、他3人の注目が集まる。
「彼女は私に降りかかる霊障などを吸収してくれるようでして……」
「へェ?」
青葉の説明に、種枚が楽しそうに反応した。
「……何さ。あんたは『ただの人間』みたいだから良いけど……じろじろ見られるのってあんまり気持ちの良いものじゃないんだけど?」
「あン? そりゃ失敬。しかしまァ、私が人間と分かってくれるたァ嬉しいねェ」
からからと笑いながら近付き、種枚は青葉の両肩に手を置いた。
「しかしまァ、君も随分と面白くなってきてるじゃないか。身内に引き込んだのは正解だったよ。これからも精進しタマエ」
「え? えっと、まあ、はい……」

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我流造物創作:邪魔者と痩せ雀 キャラクター③

・向田ワカバ
年齢::22歳  性別:女  身長:166㎝
玄龍大学4年生。“アルベド”の研究内容に感銘を受け、「助手」を自称して日々研究室を冷やかしている。魔術師としての腕は極めて優秀で、「仮想の無限空間を展開する」という、所謂結界術を最も得意としている。この術式はアルベドの研究の際にとても役立っているので、アルベドは結構感謝している。
どうでも良いけど、卒論のテーマは『工業史におけるエネルギー効率の変化の経緯』。
※ワカバの魔法:「無限空間」とはいうが、厳密には完全な無限では無い。デフォルトの結界の内装は電脳的ポリゴン空間のようであり、範囲はおおよそ3000㎞立方程度。手帳のページ1枚1枚に刻んだ術式それぞれに、外観の追加要素と無限遠(これも厳密には無限ではなく、デフォルトと同じ3000㎞立方程度)が付与されており、結界の展開時に同時に消費することで、要素を無限空間に追加できる。ちなみに空間範囲は何故か乗算される。つまり追加要素1つごとに1辺当たり「×3000㎞」される。空間内のどのポイントに出現するかは対象1つごとに個別で選択できる。「全対象の現在の相対位置を保持したまま転移させる」のが一番楽で低コストではある。

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我流造物創作:ロール・アンド・ロール! その②

ナツィの振り抜いた大鎌の刃を、練音は後方に跳んで回避する。
「良かったぁ、どう脅そうかって悩んでたんですよねぇ。私だったらお友達を人質に取られるの嫌だなぁ、って思ったから試してみたら大成功! 反応からしてクリティカル引いちゃいましたかね? まぁとにかく。せっかくナハツェーラーさんが本気を出してくれたようなので」
練音の背中から、2対4本の大蜘蛛の脚が展開される。
「こっちもしっかり、『本気で』いかせてもらいますよ!」
「……やっぱり、どこかの使い魔か」
先に動き出したのはナツィだった。背中に蝙蝠の翼を展開し、超高速で距離を詰めて大鎌を振るう。しかし、その攻撃は空中で一瞬減速し、僅かに練音に届かない。
(何だ? 今の感覚……何かに引っかかったみたいな)
練音が蜘蛛脚で放った反撃を飛び上がって回避し、ナツィは目を凝らす。そして、空中で光を反射した細い糸のようなものを確認し、鎌を投擲する。
「うわぁっ」
「……なるほど。蜘蛛脚に蜘蛛糸。タネが割れれば何の面白みも無い……」
「え、えへへ……バレちゃいましたか。クモさんですよぉ……」
ナツィは再び大鎌を生成し、距離を詰める。空間内に展開された極めて細い蜘蛛糸は回転斬りによって切断され、ナツィを拘束するには至らない。
(これで……)
「終わりっ」
大鎌が練音を捉え、斬り裂いた。その姿は幻影のように溶けて消える。
「っ⁉」
「そいっ」
再び放たれた蜘蛛脚の攻撃を、ナツィは大鎌の柄で受け止めた。
「……なんで生きてる?」
「そりゃまぁ……まだ殺されてないからじゃないですかね?」
「それなら……死ぬまで殺すだけだ!」
蜘蛛脚が離れた瞬間、ナツィはカウンターの斬撃を放つ。その攻撃は再び幻影を切り裂き、それと同時にナツィの動きが不自然に停止した。

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ジョブグランス 4章 回復師(ヒーラー)

俺は剣の扇子で切り刻んだ。
そして男は叫んで消えた。
残ったのは俺と山野、工藤、と亡骸?達だ。
俺が倒れた瞬間に山野が駆け寄ってきた。
「勇兎!大丈夫?ごめん私のせいでごめんなさい。」
泣いている山野を見て俺は言った。
「大丈夫だよ…俺はこう見えて諦めが悪いんだよ…。」
そして泣いていた山野が言った
「私が助けるから!。」
そう言って傷口を止血し始めた。
俺は声が出ないが心で言った。
「良いんだよ俺はお前を守れただけで良いんだよ…。」
だが諦めない結を観ているうちに涙が出てきた。
そしてこういうときは奇跡は起こるんだよな。
結の回りを光が包んだ。
「これは?力が湧き上がって。」
俺はジョブマスターの能力か分からないがこのジョブが回復師(ヒーラー)ということが分かった。
「なぁ結お前のジョブは回復師(ヒーラー)だ。」
それを聞いた結は言った。
「ということはこれで勇兎を救える。!」
そして能力を使ったライブLevel1。ライブは対象者のHPの4分の1を回復させる。ただしその対象者が瀕死状態なら失敗する。
そして俺は残りHPは3まだひんしじゃない!なのでライブでHPが36になり生き残った。俺が心を落ち着かせてる時に結は皆の事を回復させている。そして俺の前に謎のパネルが現れた。﹁ヒーラーの心を掴めばヒーラーをコピーできる成功ヒーラーをコピー成功。﹂なんとジョブマスターは本当にジョブをコピーできるらしい。そしてその奇跡はよくない方へ行くらしい。あいつの手にあのジョブが渡るとは。