「いつから?」
「かすみと待ち合わせしてたときから」
ナツィがそう答えると、露夏は、ほぼ最初からじゃんと目をぱちくりさせた。
「…だって、お前らの魔力の気配がすごくしたし」
ちゃんとつけるならカモフラージュくらいちゃんとしろよ…とナツィは呆れたようにキヲンたちの方を振り向く。
「そういえばカモフラ全然やってなかったな」
露夏がそう言ってピスケスの方を見ると、ピスケスはそうねと笑った。
「私も忘れていたわ」
「テメェが忘れてどうする」
ナツィはピスケスを睨みつけるが、ピスケスはまぁそんなこともあるわよと続ける。
「私も2人のデートを見物できて楽しかったし」
ピスケスがそう微笑むと、ナツィはテメェ…と恥ずかしそうな顔をした。
「…で、これからどうするの?」
ナツィ、とふと思い出したようにかすみがナツィに尋ねる。
「べ、べべべべ別に、デートのつもりは」
「あれれー、顔赤いぞ〜」
「み、見るなぁ!」
露夏に煽られて、ナツィはつい後ろを向いて顔を隠した。
その様子を見て、キヲンはやっぱでーとだったんだね〜と笑い、ピスケスは口元を手で隠しつつ微笑んだ。
ナツィは恥ずかしそうに震えていたが、不意にナツィ、と呼ばれて声のした方をちらと見る。
ナツィの隣には、さっきまで椅子に座っていたかすみが立っていた。
「あんまり気にしなくていいよ」
ナツィは、最初からきーちゃんたちがついてきているのに気づいてたんでしょ?とかすみはナツィの背中を撫でる。
それを聞いて、キヲンはえっ、と驚いた。
「もしかしてボクたちがついてきてるの知ってたの⁈」
「みたいだよ」
自分は全然気づかなかったけど、とかすみはナツィに目をやる。
ナツィは微かに頷いた。
やっぱり私があなたの特別
あなたが私の特別
一番大好きなあなた
今尋ねれば言ってくれるかもしれない
好きだよって
でも
聞けるわけないけどね
傷つきたくない
気持ち悪いって思われるのもやだ
結局自己満足。
結局自分本位。
これってほんとにあなたへの愛なの?
また明日に続いていきますように。
backnumberの水平線から
--透き通るほど淡い夜にあなたの夢がひとつ叶って歓声と拍手の中に誰かの悲鳴が隠れている-
皆さんの明日も晴れになりますように。
そんなに笑いたきゃ
その人の今後を見れば?
地道に誰も見てないところで頑張ってる奴が一番なんじゃないの?