表示件数
0

墓想造物茶会 Act 7

「どうして昨日はお家に帰らなかったの⁇」
キヲンの質問に、ナツィは答えない。
「ボクさー、ナツィたちに出会ってから1年くらいしか立っていないからよくわかんないけど、お家に帰らないのはダメだと思うんだ」
保護者のおじいちゃんが心配すると思うし、とキヲンは続けた。
「それに…」
「嫌だね」
キヲンの言葉を遮るように、ナツィが口を開く。
キヲンは少し驚いたように目を見開いた。
「俺は、今アイツのところに帰りたくないだけだし」
「えっ、じゃ、いつ帰るの?」
「気が向いたら帰る」
「そんなー」
「お前には関係ない」
「関係あるよ!」
2人は暫し言い合ったのち、キヲンが声を上げて立ち上がる。
そしてキヲンはナツィの方を見て、こう笑いかけた。
「…ボクたち、友達でしょ?」
その言葉に、ナツィは顔をしかめる。

0

百舌鳥と愉快な仲間たち_11

_アリエヌスの体外
「き、厳しい…傷はつくけどヒビすら入らない…」
「クソっ!硬い!!」
アリエヌスの目は凄まじい硬度だった。二人が任された潰れている方のアリエヌスが動いたり反撃しないのを良いことに、フスは少し休んだ。カメルスはというと悪態をつきながら一カ所に機関銃を撃ち続けている。
「…先輩の方はアリエヌスが動いてて大変そうだな…」
ユニシンクトゥスがレヴェリテルムを持って目に近づく様子をフスは眺めた。アリエヌスは鮮魚の如き動きで暴れてユニシンクトゥスを振り落とそうと必死になっている。
「うぅぅうわっ!!きた!おいフス、きたぞ!!」
カメルスの声に振り向くと、アリエヌスの目にヒビが入っているのが見えた。
「うわ、ほんとだ…!希望見えたな…!」
「おう!んじゃそろそろ休憩終わらせて協力してくんね?このままヒビ広げて押し切んぞ!」
フスは頷き、チェンソーを持ち直して、アリエヌスの目のヒビにねじ込むように突き立てた。

0

雨乞い

恵の雨よ 命の雫よ

この地に潤いを

人々に安らぎを下さい

0

言葉で伝えて

君に、伝えたいことがある
私に、分かってほしいことがある
って言ったけど、ホントは、分かってないんだ。
私の、味方っているのかな?私の、大事なものってなんだろうね?
でも、ひとつ、願いがある。
私の居場所を見つけて、私の大切なものを見つけて、この世界でのびのびと生きていきたいな
そして、最近、もうひとつ願いができた。
あなたを愛して、あなたに、愛されて、美しく生きていきたいな
味方は、大事なものは、きっと、この世界にあるから。