「ヴァンピレスを、止めてこい」
耀平の力強い一言に、ネロはまばたきする。
そして頬杖をついてこう言った。
「…呆れた」
でも、とネロは笑う。
「ボクにどこまでもついていってくれるなら、ボクは戦うよ」
ヴァンピレス相手でも…とネロは続けた。
その言葉を聞いて、逢賀さんは嬉しそうな顔をする。
「じゃあ、ぼくの作戦に乗ってくれるって事だね」
ありがとう、皆、と逢賀さんは微笑んだ。
ネロはそれに対し、それで、作戦はどうするの?と早速聞き始める。
逢賀さんは、あぁ、そうだねと言うと、その場で作戦について話し始めたのだった。
ラニウス ブケファルス Lanius bucephalus
年齢:14歳
身長:152cm
感情の制御が苦手なアヴェス。情緒が不安定なため友人ができず、内心孤独に寂しさを感じているため自分のレヴェリテルムに異常な執着を示している。専用レヴェリテルムは薙刀であるが、刃の部分をいじると斧に変形できる。(とはいえ斧としては少し頼りない)名前の由来は百舌鳥。
ストルティオ カメルス Struthio camelus
年齢:15歳
身長:172cm
陽気で口調の乱暴なアヴェス。快活な性格で強引なところがあり、問題児扱いされているが、アエギタロスとヴルトゥルを親友としてとても大切にするという、シンプルに良い子な部分もある。専用のレヴェリテルムは機関銃。巨大で重たい。名前の由来はダチョウ。
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「ん〜!いい朝。」
私の名前はティアラローズ・ルナ・アフネル。エルザカール王国の上級貴族、セフィロス・リリック・アフネルの娘です。
「お嬢様、失礼いたします。」
「どうぞ。」
入ってきたのは私の侍女、マリー。
「おはよう、マリー。」
「おはようございます、ティアラお嬢様。お髪を整えてますね。」
エルゼカール王国は、北にフィルクガイラ帝国、南にリィニ法国、西にヴィロ妖精国、東にルウェン公国と、四つの大国と隣接しています。エルゼカール王国はそのうちの二つ、フィルクガイラ帝国とヴィロ妖精国と同盟を結んでいます。フィルクガイラ帝国の皇帝はアレカシウス・クィ・フィルクガイラ様、ヴィロ妖精国の王はミハエル・ディ・ヴィロ様です。お二方ともお会いしたことがありますが、アレクシウス様は豪快で勇敢な方、ミハエル様は知的でお優しい方でした。リィニ法国とルウェン公国とは宗教上の違いから敵対していますが、今は休戦しています。ちなみに、この国の王様はセシル・バイエ・エルゼカール様、次期国王である皇太子様はフランシス・バイエ・エルゼカール様です。
「ティアラ様、どうなさいました?お支度終わりましたよ?」
「あら、ごめんなさい。少し考え事をしていたのよ。さあ、広間へ行きましょう。」
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