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小説企画:Tell us terrible Terrors  設定① 能力設定

・”語部”(テラー)
都市伝説の怪異の力を借りて戦う特殊能力者。能力名は『都市伝説及び怪異の名称』を冠し、該当怪異に由来する力を扱う。
同じ怪異の力を引き出す能力者が複数現れることもあり、同じ能力名でも、怪異のどの側面を強く現すかによって、能力内容も変化する。
能力の使用に具体的なコストは無いが、扱うものが本来極めて危険な”怪異”の力であるため、使用には集中力と精神力を消耗する。暴れ馬から振り落とされないように耐え続けるようなものである。強いていえば、『能力を扱えるほどの精神状態でなくなった時』がコスト切れに等しい。
能力には4つの段階がある。

・能力の四段階
①”略霊”:都市伝説の怪異の力を小規模に発言する簡易能力。簡単な現象を起こす程度のもので、殺傷力も低く戦闘面ではほぼ役に立たないものがほとんどだが、その分消耗も極めて少ない。
②”異聞”:基本能力。都市伝説の怪異の力を扱う。基本的に高い攻撃力を有する。
③”剰霊”:都市伝説の怪異の力を増幅させた強化能力。出力は極めて高いが、『怪異の力を意図的に暴走させる』というプロセスで実現するため、制御難易度が極めて高い。生半な実力では怪異の暴走に巻き込まれて自滅してしまうため、よほどの才覚が無ければ到達できない。
④”浄霊”:都市伝説の怪異を浄化することで、別次元に昇華させた強化能力。”剰霊”より出力では劣るものの、制御性に秀でる。『怪異の邪悪性の本質を理解することで、邪悪で凶暴な本質と機能を一切損なわず”善良なる存在”に昇華させる』という異常なメカニズムでようやく実現される能力段階であり、『善なる邪悪』という矛盾を成立させなければならないことから到達難度は”剰霊”以上に高い。また、怪異の中には『深く知ること』自体が危険なものも珍しくないため、それもまた到達難度に拍車をかけている。

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第一部【FANATICALとADDICTED】p.15

 職員ははっと息を吐いた。

「話す気になったら話しなさい。とりあえず順番に損傷の記録をしないといけないから、アッドはあっちの診察室で待ってなさい。腕は……」

 ファナは腕を離す気はなさそうである。「まあいいわ」職員は諦めて、アッドに移動するよう促した。アッドは軽く会釈をして、黙って立ち上がった。去り際、ファナの頭を、怯えるような手つきで撫でて、目線を合わせないようにすぐ踵を返した。ファナは抵抗しなかった。

 アッドが去った後、職員はカルテを用意しながら「仲良しね」と微笑んだ。

「……べつに。アディくんのこと怒らせちゃったもん」
「アッドは頭に血が上りやすいだけよ。少なくとも今は怒ってないでしょ」
「きっともう嫌いになっちゃったわ」
「バカ言わないで。嫌いな人の頭撫でないじゃない」
「でもファナは嫌いなヤツとでも遊び行くわよ」
「それはお金貰ってるからでしょ」
「でも……ファナのせいでアディくん痛い思いさせちゃった」
「お互い様なんじゃないの」
「アディくんは痛いの好きじゃないもん」
「ファナは好きなの?」
「嫌い。でもアディくんはファナへの想いが強すぎて手ぇ上げちゃうだけなの。だからアディくんのは好き」
「……そう」

 ファナの話を聞きながら、身体に傷がないか視診触診する。
 会話が途切れたところでアッドの腕を置いて服を脱ぐように促し、ファナはいつもの診察の流れに沿ってそれに従う。

「これは?」
「それも」

 職員の言うようにチョーカーを外すと、隠れていた傷が露になった。

 首筋――耳の下あたりに、抉れた部分がある。リニアーワルツには高い回復能力がある。戦闘時の通り擦過傷程度なら数分もしないで跡すらなくなる。抉れたくらいの傷なら基地に帰ってくる頃には殆ど完治する。その中で戦闘中にできたものではない傷がある。
 医師免許を持つ医務室の職員はその傷が何によるものなのかはすぐに分かったが、経緯は一向に分からない。

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小説企画:Tell us terrible Terrors イントロダクション

時は現代、所は日本。怪異蔓延る世の中に、密かに生きる異能者たちの物語。
人々の囁き伝える恐怖の噂話が形を成した存在、それが『怪異』である。怪異たちは本能のままにその力を振るい、人々を恐怖に陥れていた。それらと戦う才をもつ唯一の存在が、“語部(テラー)”と呼ばれる特殊能力者たちである。
“語部”たちは、巷説の具現たる『都市伝説の怪異』の力をその身に下ろし、己の能力として操ることで怪異存在や既死存在たちを打ち祓う。
日常の裏側で繰り広げられる彼らの尽力によって、世間は今日も平和なひと時を享受しているのである。


といった感じの企画を用意したので、時間とやる気のある方は参加していただけると嬉しいです。詳細な設定はこの後どんどんぶん投げていくので、今回は企画要綱のみとなります。
この後出てくる設定を使って、好き勝手小説やポエムを書きましょう。大切なのは既存の世界に土足で踏み込む勇気。
開催期間は今年の9月末までです。何故なら大学生の夏休みは9月に差し掛かるから。
参加してくださる方は、タグに『Tell us terrible Terrors』または『TTT』と入れて投稿してください。略称の方だとスペルミスしなくて良いから楽だぞ。
皆さま奮ってご参加ください。また、設定に疑問などあればコメント欄にお願いします。