ところでさ、思うけどさ、
ミセスの曲音域広すぎだべさ。
僕のこととか歌う気も冷めた。
でもなんとか歌いたいさ。
同じこと思った人はキモサベさ。
ミセスファンに、メリークリスマス♡
雪が降った。外が寒くなった。
霜が降りた。部屋が寒くなった。
風が吹いた。身体が寒くなった。
風邪をひいた。言葉が寒くなった。
飼い犬が死んだ。家が寒くなった。
テストで赤点取った。友達が寒くなった。
親と喧嘩した。家族が寒くなった。
彼女にフラれた。心が寒くなった。
そして、クリスマスの夜。
お母さんが作ってくれたSoupを飲む。
何もかもが暖かくなった。
ねえ、暖かいスープの様に。
気付いたら冬がやってきて
気付いたらクリスマスがやってきた
今年はサンタさんから何が届くのかと楽しみにしながら、布団の中で眠りに就いた
目が覚めて眠い目を擦った
気付いたら枕の横には
プレゼントが置いてあった
「ありがとうサンタさん」と思い、プレゼントを
開けた
プレゼントの中には、Mrs.GREEN APPLEのサ
イン入りグッズが入っていた
こんなことがあっていいのだろうか
ああ なんて素敵な日だ
緊張か寒さか、
震える指先で飛ばしたメッセージは
あなたと会う約束に変わった。
クリスマスらしく彩られた木の下に
私を待っているあなたを見つけて
ドキドキが高ぶる。
それを抑え込むように
イヤホンから届く音に集中した。
「いつの日にかアナタも私に恋をする」
1番のお気に入りリリック。
私の背中を"いつもの5人"が押す。
さあ、青りんごの魔法にかかろう。
世界は輝きで満ちている。
街は、クリスマスムードに包まれている。
それを横目に私は家路につく。
イヤホンからは、ミセスの曲が流れている。
部活の大会で思うような結果を出せず、落ち込んでいる私にとって、それは疲れや悲しさを癒してくれるものだった。
一度冷静になり、歩きながら、自分に問いかける。
『お前の努力は本当に足りたのか??』
『そもそも部活に対して今まで本当に本気になったことがあるのか??』
私は気づいた。努力なんて全然足りてない。
そもそも、部活に対して本気じゃなかった。嫌で、逃げていた。と。
次のチャンスは1年後、ちょうどクリスマスの季節だ。次こそは憧れの舞台への切符を掴む。そう誓った。 そのために、妥協はしない。次のクリスマスは後悔なく過ごしたい。
ふと、クリスマスツリーが目にとまる。
私はカメラを取り出し、シャッターを切る。
イヤホンからは、ちょうど、ミセスのStaRtが流れている。それは、悲しさや悔しさをを癒してくれるものから、自分を奮い立たせ、エールを送ってくれるものになっていた。
そう、ここからが私のStaRtだ。
大好きなミセスの曲を
聴きながら帰る毎日
いつもと違く綺麗に輝く
並木道をみて
あぁもうクリスマスかぁ と
白い息をはく。
街のツリーを見て願ってみる
「ミセスサンタが来ますように。」
いつの間にか冬になり
いつの間にかクリスマス
ミセスの曲で勇気を出す
去年と同じ過ちを繰り返さないように
でも気になるあの子に声はかけられない
結局今年も去年と同じ
結局今年も家族とのクリスマス
楽しいけども少し寂しい
そして少し悔しくもある
ああ
今年のプレゼントはあの子がよかった
あの子と一緒に過ごしたかった
イルミネーションの下で
ほっと息をつく
クリスマスの夜に
私の声を届けたい
大好きな曲を届けたい
そんな思いで「Folktale」を弾き語る
その場の空気が物語る
温かく包まれた空気に
私の心も
みんなの心も
ミセスの色に染まっていく
集まった観衆に
「愛を込めて今」
この時期になると、
空気が冷たくなる。
だけど、
冬は人の温かさを感じることが出来る。
そんな冬が、
私は好き。
クリスマスは、
私にとって少しだけ特別で、
少しだけ寂しい。
家族みんなで揃ってご馳走を食べ、
サンタさんにお願いごとをする。
それは、
特別なこと。
幸せなこと。
だけど、
クリスマスが終われば、
「また来年」となる。
今まで楽しみにしていたイベントが終わる。
楽しいことって一瞬で終わるよね。
だけど、
「来年まで、また頑張ろう」
という気持ちになるでしょう?
そう、
これはミセスのライブと同じだね。
ライブの日までがとても楽しみで、
待ち遠しくて、
でも、
ライブが終わってしまうと、
「戻りたいな」
ってなる。
だけど、
それ以上に
「これからも頑張ろう」
っていう気持ちの方が強い。
とっても大きなパワーを貰えるよね。
「Mrs. GREEN APPLE」は私にとって、
偉大な存在だ。
大好きな人達だ。
いつも素敵な音楽を届けてくれてありがとうございます。