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墓想造物茶会 Act 40

「ナツィは、優しいね」
「ふぇっ⁈」
驚くナツィを見てかすみは微笑む。
「どうし、て」
「だってナツィは人間のことを想えるから」
だから、優しいとかすみはナツィの頭を撫でた。
「…っ」
ナツィの顔は一気に赤くなる。
「べ、別に優しいっつったって自分が好きな奴限定だからな!」
どうでもいい奴らには、優しくしないしとナツィは続けた。
「別に俺は保護者の爺さんのことなんて、正直どうでも」
「じゃあこの前あの方が危ない目に遭ったときに野良の人工精霊にケンカを売りに行ったのは⁇」
「ちょっ黙れよピスケス!」
ピスケスに突っ込まれたナツィはついそちらを睨む。
ピスケスはふふふふと口元を手で隠し、他の仲間たちも微笑ましくその様子を眺めた。
ナツィは恥ずかしそうな顔をしていたが、やがて足元をまた見やる。
「…まぁそういうわけで、俺は誰かに優しくされるのが嫌でお前らを突き放した」
でも、とナツィは続けた。
「お前らのお陰で、変わってきてる、かも」
「へー、そうなのか〜」
ナツィの言葉に露夏はにやける。