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紅狗造物茶会 Act 17

「私が気まぐれで拾い、そして無理やり私の元へ引き入れた存在だから、アイツと私はすごく固い絆で結ばれてはいないの」
強いて言うなら“形式上の仲”、とピスケスはテーブルの上に手を置く。
「だから私は…」
「そんなこと、ない」
ピスケスが話を続ける中、不意にかすみが口を開いた。
かすみはハッとしたように、あっ、えーと…と我に返って慌てるが、ここでナツィがかすみ、と声をかける。
「言いたいことがあるなら言った方がいい」
ピスケスがなんか言っても俺がフォローするし、とナツィは腕を組んだ。
かすみは…ナツィ、とこぼし、ピスケスに向き直った。
「あのねピスケス…この前、お巡りさんのお世話になりかけた露夏ちゃんを迎えにいったとき、露夏ちゃんが言ってたんだ」
ピスケスは“意外とおれのこと気にかけてる”って、とかすみは呟く。
ピスケスはまばたきもせずかすみの方を見ている。
「『付き合いが長くなってきて腐れ縁みたいになってきてる』から、お互いのことを気にするようになってきたんだって、言ってた…」
かすみは自信なさげに俯く。
暫しの間その場に沈黙が続いたが、という訳だとナツィがイスに座り直した。