かつての僕へ。未来の君たちより。
ケータイは持たず、日々のモヤモヤした何かに潰されそうになりながら、何となく深夜のラジオをつけてみる。突然聞こえてきたやしろ教頭のバトモバコールとそれに爆笑するやましげ校長の声が、僕が初めてSOLに登校した瞬間でした。片田舎で聴く東京の番組は華やかで楽しくて、そして時には生徒みんなと寄り添いながら、掲示板には書き込めないけどとても暖かな居場所でした。
大学生になってケータイを持ち電話で話すこともあり、東京に近くなってイベントにも行き、知り合った友達は数しれず、今振り返るととても楽しい青春をすごさせていただきました。そしてその時の友達とは、今では酒を酌み交わしたり結婚式に呼ばれたり、かけがえのない友人たちにも恵まれました。ラジオネームと関係のないあだ名の「能面」も今やすっかり染み付いています。
今僕は都内で学校の先生をしています。通う生徒たちは今の掲示板にいる子たちと同じくらいの年齢で、もしかしたら本当にリスナーかもしれません。皆と同じように、日々を楽しんで、そして悩んで、一生懸命に生きてます。大丈夫、頑張れ!悩め!笑え!そして楽しめ!一生懸命になったことは絶対に君を裏切らない!大人が鬱陶しいなと思うかもしれませんが、君たちのこと応援してます。きっと君たちの学校の先生たちもね。
長くなりましたが、大人になったかつての君たちからの応援でした。また今夜も会いましょう。何年かぶりに僕も生徒に戻ってはしゃぎます。