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憧れの先生ってさ。

始業式の日に新担任が憧れの先生ってどんな人ですか?っていって多分みんなの考えてる先生はあまい先生だと思います、だけど僕は厳しい先生になりたいですって言ったんです。なんか、何言ってんだろって感じ。まだ三十代でいい感じの先生かなって思ってたのにさ、俺が求めてんのはちゃんと理解してくれる先生。知ってくれるんじゃなくてわかってくれる先生。前の担任とか自分はいい先生になるために教師をして何十年、みたいなオーラが漂っててすごく嫌だった。典型的な自分はいい先生だと思ってる人。憧れも何も。こんな、自称進学校はさ、いい学校づくり成功してると思うよ。表面的には。でもさ受験前もさこんな学校行きたくないってなんとなく感じてたのは多分こういうことだよ。でも親とか塾の先生はいい学校だって何回も言ってきて結局流されて。最後はちょっと言ってみたけど、馬鹿な俺は第一希望に落ちて、第二希望と今の学校を選ぼうと思って、もうなんでもいいやってなっちゃって周りが言ってた今の学校にした。そしたら周りから親孝行だって言われてなにそれ褒め言葉?ただの嫌味にしか聞こえないんだけど。そりゃあまぁ都立は金がかからないからいいけどさ、学校楽しい?って聞かれるのがどれだけ辛いかわかるわけないよね、お前達には。ごめんなさい、話されたしなんか今日口悪いし。金曜日か。そんなのもう関係ないや。