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虐待を受けていた時の心境

虐待を受けたことがない人に向けて書きます。

虐待を受けている人には虐待を受けていることが日常です。
悲しいけれど、日常なんです。

例えば家に帰ったらみなさんは夕飯が待っていると思います。
虐待を受けていた私は学校が終わった後スーパーへ買い物に行き、夕飯を作っていました。

朝起きて洗濯機を回して、その間に朝ごはんと家族のお弁当の準備、食べ終わったら洗濯物を干して学校へ行きます。
学校が終わったらスーパーで具材を買って家に帰ります。まず、洗濯物を取り込んで、夕飯の支度をしてお弁当箱を洗って、夕飯を食べて、洗濯物をたたんで、それからお風呂の準備をして、勉強して、お風呂に入ってくたくたになって寝て…。

こんな生活パターンの中で眠っているときに叩かれて、起きているときも暴力や暴言を浴びせられて、、朝も夕方も、家にいるときは、なにがあるかわからないから殺されないように気を張っていました。
ひどい時は包丁を突きつけられたこともあります。
布団には常に傘を忍ばせていました。

一日中24時間。気を張っています。
物音がしたらすぐ目が覚めます。

そんな状況で、わたしは普通の感覚でいることはできませんでした。

虐待を受けている最中はそれが普通の日常です。
おかしいとか変だとか認識したら、辛すぎて壊れます。

だから、虐待されているのかな?と思う友達やクラスメイトがいたら、まず、してあげてほしいことは、

その友達やクラスメイトがあなたの前では安心できるような関係性をつくること。

となりに座っているクラスメイトに声をかけることから、あいさつすることから、はじまります