今日は夜の深いところまで潜って行こう。誰もいない静かな暗い明るさに紛れて、ぱちんと泡になれ。息が苦しくなったら陸に上がるよ、午前3時。夜と朝の隙間のまどろみに溶かして、眠ろう。
スカイブルーが空色なら マリッジブルーは涙色ですか 左手の薬指は契約の証 バージンロードの先は証言台 幸せなんてなくてもいいから 死ぬまで一生愛します あの人を
顔を上げたら 隣に座っていた眼鏡の男の子が おじいさんになっていた 文字の世界で漂っていただけなのに 浦島太郎、亀は出てこなかったけど 窓の外で光の欠片が闇に浮かんだ 重い腰を上げたら 柔らかいソファがあたしの形を徐々に失って何事もなかったような顔をするんだ 今日はもうおしまいね 続きは自分で探すからさ しおりを抱いて待っててよね
サギが目ぇ光らせる ぎらぎら 君はブラックチョコ 食べる、もきもき 苦くないからって全部たべないで 半分はこの川を下るイカダにするから ごみはきっと きっと持って帰ろうね
春が一駅先まで来たらしいから ポケットにインスタントカメラをしのばせて、学校に行こう
あるようでないもの ないようであるもの なんてわかんねーよばか
シャッターの閉まったままのタバコ屋の自動販売機はもうそこにはありませんでした。ぽっかりと空いたその穴にチェックのスカートと涙と後悔と思春期のちかちかしたもやもやした可愛い悲しみを捨てました。飛び越える、14歳のわたし。悲しいなんて言ってらんないね。さよならのお別れはウインクで。
わたし、いつか生まれるあなたの子どもにきっと嫉妬してしまうね。 昔貰った指輪よりお揃いの遺伝子が欲しかったのよ。
好きだから手を繋いだ 好きだから抱き合った 好きだからキスをした そんなの思い込みでした キスをしたら好きになったんだ 本当は
蒼く白く儚く 死ぬなら綺麗なうちがいいと笑った 清く柔く美しく 病院の屋上で白いワンピースが舞う 冗談だよと言ったあなたの 目の淵が海のようで 言いかけた言葉は宙を舞い 小さな白い手のひらに 重ねたときに 熱い、鼓動が僕の左手に繋がる 彼女は生きている 彼女は生きている、今。