操り人形
私は、「理想の自分」の操り人形です。
私は昔からずっと優しい人になりたくて、必死さでいい人を装ってきました。でも、本当の私は嫉妬と嫌悪にまみれた最低な人間です。本当の私を何も知らない友達には、のろすけは優しいね、いい人だね、と言われるけれど、その度騙しているような気持ちになって、とても胸が痛いです。
優しくなりたいのに、気づけば誰かを嫌っている。妬んでいる。でもその事は私しか知らなくて、学校では「いい人」でいなければならないから、笑顔で耐えていても、家に帰ると涙が勝手にこぼれてきます。なんで私はこんなに最低なんだろう、なんで優しくなれないんだろう、と。優しくなれたなら、自分を偽って、苦しんだりしなくて済むのに。
私は理想の自分と現実の自分の狭間で、がんじがらめです。こんなイトはもう断ち切りたいです。