今自分がここにいることを 認めることができたなら どんなに楽だろうかなんて。 怖いんじゃない、頑固なんじゃない、 認めることが許せないだけ こんなに悩んでても今日の空は晴れ、世界はまわる どこか遠い昔に聴いたような、泣きたくなるほど懐かしい音楽でも持って 旅に出ようかしら
青写真を見ていた いつから、惚れていて いつから、忘れられて 交わすことのなかった 絡むことのなかった 出逢うことのなかった 青写真を見ていた いつから、振り返って いつから、懐かしんで 触れることのなかった 識ることのなかった 別れさえもなかった 忘却を見ていた 回顧をしていた きっと、全てが青春だった あの時も、寒い冬だった
今よりももっときらきらワクワクしていた過去に 寄り添ってみたら あまりにも心地がよくて 抜け出せなくなってしまった あの時の空の色は今でも覚えていて あの時の気持ちも思い出せる でもね、今ではその記憶が私を傷つけてしまうから、もう少し大人になったらあの場所に戻ってみようかな
少し濡れた、睫毛の先。 赤い頬に溶けた貴方の夢。 その窓から覗く世界を、 好きになってしまった私を その世界の入口まで連れていってくれますか。 何処までも透明な空気を泳ぐ言葉と、 ふわり、漂う貴方だけの色が、 好きだと言ったら、 困ったように笑って、 空をみるのかな。
いつだって、揺れていたいよね。 忘れずに見た夕焼けはロゼワインの溶けた色。 明日は早起きの日、たぶん眠れない夜。 そっと目を閉じた。 瞼の裏にホワイトノイズ。 ぼくだって生きている。
思ったんだよね。 もし今ここで少しいや、めっちゃ勇気出してみたら未来って変わんのかなーってさ。 変わった未来を見てみたい、今度会えたらちゃんと自分から話しかける。 なんか少女マンガのヒロインみたい。 周りの音が一瞬止まって、あなたまでの一本道。 あなたが顔をあげた瞬間、昔に戻った気がした。 夢かなった。手震えてたけど。 9年ぶりに更新されたけどさ、やっぱり大人になるよね。私もあなたも変わった。 でも覚えていてくれてありがとう。
この世の中の恋愛ソングを全て君のために歌っていたって言ったら君は笑うかな でもきっとこの想いを伝えることはない きっとこの想いは伝えてはいけない 何年も前の懐かしい曲を聴く度に思い出して こんなにも待っていたなんて君は知らない 私の知らないうちに大人になっちゃって あの頃の君はもういないのかい? 夢を叶えてる君はずっとずっと素敵だよ でも君は私のこの想いを知ることはない 私はこの想いを伝えてはいけない
たった一人、あなただけに 届けたいと紡いだ言葉が たくさんの人の胸を打つならば たとえ一番伝えたいあなたに 届くことはなくても 私は歌う。言葉を紡ぐ。
どうやって生きてきたのか わからない。 どうやって生きているのかも わからない。 愛も恋も好き嫌いも、シュミだってコダワリだって、 もうどうだって構わないから。 ただ逃げ出したくて、行先なんて何処でもよかった。 ただ逃げ出すための、行先なんて何処にもなかった。 雨が降り止まなかったって、 読みかけの本がいつまでも終わらなくたって、 時計のねじだけがくるくる解(ほど)けていったって、 いつだって泣きたい気分のまま。 ねぇ、ぼくは 恰好悪くたって、 生きていけるのかな。
繰り返す時計の針 眺めて 溢れ流れる音 耳を澄ませ それでも頭から離れない あの人は そうか これが