悲憤慷慨
少し人間性が違うからって
少し気が合わないからって
そんな理由で集団リンチを受けて
仲間を集め群れを成してかかってくる奴らの
餌食に成る僕、独り。
周りの奴らは関係無いよとこっちを見ず。
腕の数が力の大きさと勘違いする奴らの暴走は止まらない。
教壇に立つ納税者は
ワタシはユルシマセンと社交辞令。
僕がいなくなったその後からクラスの奴らは
トメハシマシタ、チュウイハシマシタ。
デモワタシガヤラレルノガコワクテ。
と公共電波。18時のニュースに訴える。
僕の顔を殴りつけた集団の奴らの指はアイツがやったんだと主犯格を指す。
五年経ち十年経ち。
そういやそんな事もあったねと過去の話。
僕が生きていたのは遠い昔。たった十年前の話。