あの日
あの日、僕は小学四年生でした。当時の僕は、好きな歴史の繋がりで災害に興味を持ち、よく調べていました。
東日本大震災が起こったとき、僕は学校にいました。家に帰ってテレビをつけるとどのチャンネルも東北ばかり写していました。そして何時だったか、その日のニュースで津波の映像を見ました。
まるで地獄絵図。
言い方は悪いかもしれませんが、そう思いました。
僕が初めてリアルタイムで目にした大地震。資料でしか知らなかった災害がそこにありました。
そして、確か次の日のニュースで、原発事故を知りました。僕は、原子に興味を持って調べていた時期があったので、そのニュースが如何に恐ろしいものか、よくわかっていました。
未来新聞は、毎年読ませてもらっています。そして毎年泣きます。特に身近な誰かが死んだという話は、数年前に癌で亡くなった僕の恩師に重ねてしまい、泣いてしまいます。
僕が住んでいる徳島県は、過去に大地震に見舞われています。南海地震です。東日本大震災が起きて以来、よく南海トラフという言葉を聞くでしょう。それは3つの大地震を引き起こす箇所の総称で、南海地震はそのうちの一つが起こす地震です。近年、この3つが連動して大地震が起こるのではと言われています。東日本を越える被害が出るとも。本当に三連動地震が起こるのか、起こっても東日本を越えるのかわかりませんが、未来新聞を教訓にして家の中の防災に努めています。あの日以来、募金箱を見つけたらなるべくするようになりました。
僕は東北に行ったことがありません。行きたい場所はたくさんあります。伊達政宗、大好きです。いぶりがっこ、食べてみたいです。中尊寺、今一番行きたい場所です。いつか、行ってみたい。いや、絶対行きます。
僕みたいな小さな地震すらほとんど経験したことない者が言うのも烏滸がましいのですが、更なる復興を願っています。