中身がない箱にリボンの付け方だけこだわって 宛名の無い 内容すら御座なりにして 切手の角度を気にした葉書 そんなんだから
君と一緒に帰るとき 『バイバイ』 って言えない… なんでかって 君と別れたくないんだ
あめがふり うるおいじめんに はなかおり みちしめりけり いろあざやかに
インパラの進化論について君と語らっていても その澄んだ瞳と繋がると 体温は忽ち上がってしまって 相対的に比例して 僕の顔は下がっていく 視線は交わることをせず ただ只管に 捻くれたまま平行に 君の見つめる 対岸を見つめる 君を見つめる 対岸の君を
感情的になるのは悪いことじゃない ただちょっと損をするだけ
上積みの がなる声 いつまでたっても 離れない 未熟な僕の 画質の悪さが 消えない
君が僕に投げてくる そのどうでもよさげな視線をさ またときめかせられるとか 思っちゃったからなんだよね
明日には また君を探しに行く のつもりだったけど じゃんけんで負けてしまったから 首から下はもういらない
ライトが照らす ブリキのおもちゃ ほったらかし 天気はどうか ルクセンブルクの
路上で 棒立ち 円な瞳 遠くから君を眺めていた 段々 好きになりながら
借りてた シャツ 君に リネンの
心の 露出狂に 成りたい
大人になったら 苦しくなくなるんだと思ってた 無難な選択ばかりしていれば 他愛ない感じでやってれば それでいいんだと思ってた 笑顔はぎこちなくなるばかり
つい うっかり がまんできず くちびるを ろかたで 奪ってしまった。
あんなに釘を刺したのに ずるい 先に行ってしまうなんて 許さない でも 目を覚ますと ごめんといって コートを掛けるあなたがいる 小さな欠伸をひとつして
最近減った気がする 黒の ランドセル
惹かれた 周りと違って 割り切った 凛々しさに
季節が変わりそうな 今日だから うちまで送らせてくれないかな
朝から ざんざん降りの 見事な大雨 濡れないように、傘を貸した。
子供の頃から 好きだった もう少しだけ 好きでいようかな
わたしにとって たいせつなのは あなただけです めをみていって
割とすぐに 辿り着いた 在り来たりだけど 目新しく見えたりもして
醜態をこれでもかと晒してきた 嘘を必要以上についてきた くそったれ、と空に呟けば 理性が、それはお前だろ、と返した 痛みを甘さで中和できるものか 無に帰することなどできるものか
道徳って必要ない みんなでどうでもいいこと話し合う謎な授業 通常の授業とは違う あの授業は将来に一番必要ないと思う というか使わない
私こんなに幸せになったこと無いから ただ幻を生きてるみたいで あなたがいつの日か突然 目の前から消えませんようにと願う毎日です
君が乗った一本早い電車に乗れなくて、 最後尾に顔を殴られた気がした。
この言葉きいたら 君はどんな顔するかな 7秒先の未来に
展開が急過ぎて追い付かない頭を ポリポリと掻きながら君の後を追い駆ける その途中でいろんなものを 見つけながら見落としながら 更には頭垢すら落としながら ともすれば犯人の跡を追ってすらいる そんな私はIQ111の私立探偵
君のほうは雨が降ってるみたいだね だから 雨音はまだ遠い
すき スウェットじゃなくて、パジャマを着る所 いただきますを言う時にちゃんと手も合わせる所 苦手な人にちょっと無理して合わせてる所 髪の毛が柔らかくて背が高くて爪が短い所 好きな事の話になると口数が急に増える所 プリンを買うのを恥ずかしがる所 すき