強がらないから 怖がらないし 冷めた態度は 柄じゃないし 張り合いないのが 物足りないなら この際一切合切ぜんぶを 置き去りにして まわってしまおうかな そう言ったって 変わってしまうのが なんかこわい 冷たい雨を避けて 高架下に逃げ込んだ 頭のうえでだれかが また線路を歩いてるようだ
今までで1番素敵な日
私たち 以上も以下も 外に求めて 人の言葉の 類似性に 全てを投げ打って 員外に飛び込む 百年先まで 合理性を欠いたまま
ラインナップを眺めながら 両手に花なんか ルール違反だと 連絡先を消しました 朗報ですか わかりました ヲッチアウトはキケ ン信号
真夜中にしか 見られない 夢中になってるきみの 目の奥で光る 燃え移りそうな やつ ゆっくりと僕をみつけて 余裕の無さが繋がった
夏雲の 鈍色が 濡れた金属みたいで 鼠色とはやっぱり違くて 長閑な空気は 春から流れて 日に日に騒がしさを増していく 吹けば飛ぶような日常を 平気な顔で歩いていくから 惚れそうで困る。
冷めたコーヒーカップを 頻りに撫でながら スーツを脱がせた夜を せっかく二人になれた夜を 走馬灯のように思い出してる ただあなたと並んで 宙ぶらりん 冷たいつま先を テレビにむけて 遠くなる夜を眺めてた
アイスコーヒー片手に 一日の始まり うんざりするような エネルギー消費に 恐る恐る肩まで浸かる 缶コーヒーのプルタブに きみなら少し手こずるだろう 苦しいのが好きなんだ 軽トラの荷台で 答の欄に彼は嘘を書き込んだ
ここも詰まらなくなったな 捨てていくのは惜しいが 飽きたなら仕方ない 飽きたからお仕舞い
カビの生えた誰かの夢も 穴が空くほど眺めた青写真も 気まずいだけの思い出も 今だけなら買っておかなきゃな 勿体ないし貰っておこう 仰げば尊し 我が家の天井 ふかふかベッドでおやすみなさい