未だ少し肌寒いですね。こちらは依然として雨が降り続いています。この雨が止んだら、貴女に会いに行こうと思っています。最後に貴女を見たのはもう二年も前になりますが、未だに街を歩くと貴女がいるような気がしてついついさがしてしまいます。そっちの暮らしはどうですか? この雨が止んだら、貴女に会いに行こうと思っています。 この雨が止んだら。
大丈夫、君は僕の手を握ってれば大丈夫だから。
「それで、なんでこんなことしたのかな」無駄と知りつつも訊いてみる。やっぱり君は答えない。 さっきからライターをカチカチしながら時折炎を眺めてる。まぁ、べつに問い質したいわけじゃ無いからいいけど。火遊びはやめたほうがいいよ。 いわないけど。察したように君はこっちを向く。 「それでも、今回のことはみんなのチカラさ!」 その言葉に君は笑う。ヘタな冗談に無理につきあったような、乾いた笑みだった。 そろそろ帰ろうかな。用事も済んだし、いい加減眠い。 でも、今夜は眠れそうにない。
あなたはどうして優しいの。そんなにがんばって見返りを求めてないとは思えない。いや、思いたくない。その理由の無い優しさを他の誰でもないわたしにだけくれない?
そんな目で見ないでくれるかな。 僕がみれない。
川を流れる蓮の葉を眺めながら、食べ終わったお弁当箱にふたをする。誰か気づいてくれないかなぁ…。そう思いながら、今はただ、無心で働く。
どこへ行こう いったい僕はどこへ行こう こんな時間にどこへ行こう たったのひとりでどこへ行こう 夢も見ないで
こうしてあなたといると、わたしはどこかの冬の午後にいるみたい。
ふと君がいった。止まない雨もあるけどさ、曇らない太陽も無いよね。
微睡んでいたら、なにか視線を感じ目を開ける。 ふいに、君が近くにいるような気がした。