気高く生きて行きたいと思うけれど 欲望でけがれた私は もうだめかもしれない
長く伸びた猫っ毛 膝上20センチのスカート ティントで色づいた唇 フィルムマスカラでふぁさふぁさの睫毛 図書館の椅子で華奢な脚を組み 小説のタワーの中で黙々とあちらの世界だなんて そんな事は僕だけが知っていれば良い事だ
どうしようもない小さな悲しさ切なさやるせなさが溢れて溜まると 詩がとくとくと生まれる 私の体は どうやら沈むこころに敏感なようです
図書館のカードをポケットに突っ込んで 冬の冷たい夜が彼を削ってゆく ショパンだかシャンパンだか知らないが イヤホンから漏れている私の知らない世界 ふて腐れたように歩く君は 噛み過ぎて味の消えたガムの様に見えるけど 私はそのガムを飲み込みたい
煙草を咥える貴方が美しくて 咥えられてる煙草が羨ましくて 私は貴方が吐く煙を吸って 蒸せ返るのが精一杯
にんにくの焼ける匂い 炎のぱちぱちする音 アイスクリーム 畳での昼寝(夏に限る) 意味なんてわからない外国の曲 ふりかけ 湿布の匂い 笑いすぎて息が出来なくなる人
みんなは私が詩を書いているなんて知らない 何も考えてなさそう 気分屋だよね、猫みたい いつも元気で良いねぇ 私、A子に昔言われた事で傷ついたしむかついたんだぁ〜 私たちは卒業しても変わらないままでいようね A子には本音でぶつかり合える A子は. A子は.. A子は... 嘘だ 何にも知らないくせに
嫌なことがあった 誰かに話したかった LINEを開いた お気に入りの欄には私の大切な幼なじみ達 でもどの子にも話す気になれなかった 大好きだった でももうあの頃の私達には戻れない 今日もまた 私は何かを犠牲にして 少女から遠ざかって行く
気持ちが溢れて 叫びたくなる テレビを壊してみたくなる 窓から飛び出してみたくなる 海に飛び込んでみたくなる でも私にはそんな事する勇気も気力もないから 何処へも行く事のない ミゾオチ辺りのあの感じ 身体にどくどく染みて行くあの感じ
私は今日も眠いと言いながら学校へ向かう ローファーでかかとを鳴らし セーラー服の襞を揺らし すっかり馴染んだセーターを着て 猫背になり寒さをしのぎ スカートは短い そして明日も眠いと言いながら学校へ向かう ローファーでかかとを鳴らし セーラー服の襞を揺らし すっかり馴染んだセーターを着て 猫背になり寒さをしのぎ そしてやっぱり スカートは短い