扇風機に向かって、口を開く。 「ワレワレハウチュウジンダ」 ノイズのかかった声が教室に消える。 友達からガキかよって言われるけど、 童心は忘れたくないからね
「やらずに後悔よりもやって後悔」 うん、立派な心がけだと思うよ。 でもさ、やった時の影響も加味しないといけないよね。 一つ聞きたいんだけどさ、 あなたは、人を殺したいからって殺人を犯すかな? もし、そうするって人がいるなら、 それは、ただ欲望に忠実なだけだよ。 それで、あなたは大丈夫? 俺は…大丈夫。 やらずに後悔するだろうから…
人の命を奪ってまで、生きたいとは思わない。 その瞬間、俺の人生は俺の人生じゃなくなるから。 死にたいとは思わない。 俺の人生を最後まで生き抜いてやりたいから。 結局、どうしたいのか、わからない
生きがいを探してみたけれど、 どれもしっくり来なくて、 考えてて虚しくなったから、 とりあえず、明日を生きよう。
雨が屋根を打つ音は止まず 振り子時計が苦しげに鳴る 現実に俺の心が投影されてる。
理不尽に奪われる命があって 理由なく救われる命があって 絶対的に守られる命があって 意味不明に危険に晒される命があって そんな中で生きている人間は、 醜く、美しく、綺麗で、恐ろしい。
俺は都合のいい人間だ。 信じるものがコロコロ変わる。 明日何があるか決まってるなんて面白くない。 だから、運命なんて信じない。 俺がこの高校を選んで、貴女と出逢ったのは、 運命なのかもしれない。
「花火見に行こう」 その言葉を受け取った日から、俺は眠れぬ夜を過ごすことになった。 90%の期待と10%の不安。 貴女と花火が見られる。なんてロマンチックだろうか。期待に胸を膨らませる。 でも、俺たちも、花火みたいに一過性のものなのかもしれない。不安が頭をよぎる。 「来年も見に来よう」貴女はそう言ってくれるだろうか。 そしてまた、笑い合えるだろうか。 花火みたいに一過性じゃなく、花火大会みたいに、ずっと、続くものであって欲しい。
降る雨に 濡れる貴方の 左肩 梅雨雲眺め 濡れる右肩
貴方にとっては何気ないことだったとしても、 俺にとっては、特別なこと。 俺にとって特別なことが、 貴方にとっても特別だったらいいな。