君の毒を食べて、 僕の毒を食べてもらって、 そんなことをしても、 毒はなくならないのに、 傷は癒えないのに、 記憶は消えないのに、 痛みは残るままで、 毒は残るままで、 なのに今日も毒を食べて、食べてもらって。
なつがきらいだ。 キラキラと光る太陽が、輝けない僕を嘲笑うから。 空に広がる入道雲が、雁字搦めの僕を嘲笑うから。 沈んでいく夕焼けが、僕をひとりぼっちにさせるから。 空に散らばる星が、僕に頑張れって言うから。 白んでいく朝焼けが、僕を焦燥感で包むから。 だから僕は、なつがきらいだ。
大丈夫って言わないと大丈夫じゃない気がして。 怖くないって言わないと怖い気がして。 辛くないって言わないと辛い気がして。 出来るって言わないと出来ない気がして。 変われるって思わないと変われない気がして。 分かるって言わないと分からない気がして。 楽しいって言わないと楽しくない気がして。 嬉しいって言わないと嬉しくない気がして。 友達だよって言わないと友達じゃない気がして。 元気って言わないと元気じゃない気がして。
自分が人を助けられた実感ってわかないものだけど、自分が人に助けられた実感って何度も味わうよね。 だからさ、自分では気づいてなくても誰かを助けてたりするんじゃない?
溢れだしそうな自己嫌悪と憎悪から、零れ出したのは正義感と優しさだった。
きっと楽しくなる。 じゃなくて。 ぜったい楽しくしなきゃ。 話しかけてくれる。 じゃなくて。 話しかけなきゃ。 なんとかなる。 じゃなくて。 なんとかしなきゃ。
好きってさ。いろんな意味があるよね。 友達として好き 家族として好き 人として好き リップサービスの好き 愛情の好き
キミは僕の唄を嘲笑った なんて無様で惨めな唄だ。と。 だから僕は言った。 キミの唄はとても美しく誇れる唄だ、でもそれはテンプレに沿ったつまらない唄だ。と。 そう、これが僕の唄。どんなに無様で惨めでも、誰の見本通りにもならない【オリジナル】の唄。
君に気づかれないように、でも、もしかしたら気づいてくれるように言葉を送ろう。 月が綺麗だね。これはすぐバレちゃうか。 雨がやみませんね。これは……ちょっとメンヘラ? じゃあ。。。 明日は満月で、晴天らしいですよ。 【送信】
もう電気を付けたまま出かける必要も無い。 もう帰る時間を気にして遊ぶこともない。 もう散歩に出かける必要もなければご飯をあげる必要も無い。 もう、暇な時に遊ぶ相手がいない。 もう、落ち込んだとき励ましてくれる存在がいない。 もう、なでてって、だっこしてってねだってこない。 そんな事になれたきょうこのごろ。
冬になると君を思い出す。 風邪ひきやすくて、ずっと鼻をすすっていた君を。 優しくて、夜遅くまで悩みを聞いてくれた君を。 方言はあまり話してくれないけど、面白いことが大好きな君を。 出会った時から、ずっと私は君が好きだ。 この気持ちが君にも感染したらいいのにな。 感染力が強いから、移ってくれたらいいな。