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不定期開催:教室に刻まれし魂(?)の叫び(?)

企画を説明します
教室の扉や壁には先輩方の魂の叫び(落書き)がよく書かれてます。
多くは下ネタや個人名ですが、たまに面白いのがあるので紹介します
※個人情報保護の為、名前は変えています


①タカシのコーナー

【解説】意味不明系魂の叫びである。全く分からない。解説のしようがない。


②悔しいけれどお前に夢中 byサガワ
 好きな人に好きって伝えるんだ byサガワ
 ときには俺の胸で泣いてくれよ byサガワ
 幸せだって叫んでくれ byサガワ

【解説】連絡黒板の下にあったサガワ氏の名言集である。恐らく、サガワ氏はまだ見ぬ後輩の恋を応援するために書いてくれたのであろう。素晴らしい先輩だ。きっと心はとてもイケメンなのだろう。
全く、余計なお世話だ。あと何かイライラする。何だよ、悔しいけれどって。


③A・N・N サガワFANクラブ

【解説】サガワ、お前、ファンがいたのかよ


④もうメールもセンス

【解説】2つの意味が込められている叫びだ。1つはメールに対し深い失望をした場合。恐らく、メールで告白しフラれたのだろう。もう1つは、もはやメールにもセンスが必要だ、と訴えている場合。告白メールを考えている内に、この真理に辿り着いたのだろう。
従って、この魂の叫びを書いた者はメールで告白し、玉砕したのだ。

以上、新たな叫びを見つけ次第、更新します。
あと、
【あなたの教室の魂の叫びを募集❗】

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夏の死体

 暑い…倦んでいる… なあ、君。思わないか、何故街はこうも倦み濁っているのだろう、と。いや、勿論解っている。これが平和、日常、平穏て奴なんだってことを。然しあまりにも鬱陶しい。

 暑い…倦んでいる… なあ、君。僕は視える気がするんだよ。何が、かって?夏だよ、夏。このあまりにも鬱陶しい倦怠の化身さ。いや、勿論解っている。視える訳がないってことを。然し視える気がしないかね?

 暑い…倦んでいる… なあ、君。思わないか、何故太陽だけが雲に隠れると、こうも腹立たしく恐ろしいのだろう、と。いや、勿論解っている。これが僕だけの認識だってことを。然しどうしようもなく恐ろしいのだ。

 暑い…倦んでいる… なあ、君 。僕は視える気がするんだよ。何が、かって?夏の死体がだよ、そして僕らを包んでるんだよ。いや、勿論解っている。そんな者在る訳がないってことを。然しあいつが生き還ろうとしてる気がしないかね?

君!夏だよ、夏の死体!あいつは何だい?初めは道に蛇のように佇んでるようだったんだ。
けど、僕は視たんだよ。視たのだよ‼周りを包んでいるんだ。夏の死体が。僕らはその中を進んでいるんだ。腐れたあいつの中を…

ああ、ああ、ああぁぁぁあ‼‼‼ 暑い…倦んでいる…