あなた
「今度から会えなくなる」
唐突に話された
理解できない私は駄々っ子のように泣いた
「どうして?なんで?いやだよ」
あなたは黙る
理解してる
だけど、受け止められないのだ
それをあなたは痛いほど感じていた
でも私は泣いてしまった
「いつかまた必ずここで会おう」
そう言ったあなたを忘れていない
いつ会えるのだろう
そんなこと考えていると足が動く
足は止まる、涙は止まらない
今は会えない、ここにあなたはいない
そんなことわかっているのに
足が勝手に動く
あなたとのいつもの場所へと
足が止まる
あぁ…今日もいない
わかりきったことを確認し
自分の心を余計締め付け
私は何をしたいのだろう
今日も歩いて傷つくのだろう
いつかを信じて
あなたを信じて