表示件数
0

学校に行くのがしんどいという生徒さんへ

高校2年のときに通っていた全日制高校を辞め、通信制高校に転入した者です。何の気休めにもならないかもしれませんが、自分の経験をもとに、お伝えしたいことがあります。

別室登校、保健室登校、フリースクール、通信制高校…
これらは、いわゆる"普通"の学校生活とは、少し違ったものになります。詳細については割愛しますが、上記のものが少しでも気になったという生徒さんは、ぜひ一度、調べてみてください。あなたに合った環境が見つかるかもしれません。

ただ、選択肢があるからと言って、状況を変えることは容易ではありません。学校によっては「保健室にいていいのは1時間まで」などという制限があります。進路選択への影響も気になるでしょう。親や先生に相談することが難しいという人もいると思います。たった一歩を踏み出すだけでも、ものすごく勇気がいりますよね。
しかし、何もしないことには何も変えられません。辛い気持ちを抱えている生徒さんには酷な話かもしれませんが、辛いと思っているだけでは、状況は変わってくれないんです。私自身、それに気づいてからやっと、人に相談することができました。
先程も言ったように、一歩を踏み出すのにはとてつもない勇気が必要です。もしかしたら、すぐには状況は変わらないかもしれない。人に話しても、傷つくだけかもしれない。誰も自分のことなんてわかってくれないかもしれない。そんな不安もあると思います。それでも、どうにか勇気を振り絞ってみてください。本当に、何もしなきゃ何も変えられないんです。

最後に。
事情や状況、抱えている感情などは人それぞれだと思います。ここまでいろいろと書いてきましたが、何も知らない私には、適当なことは言えません。ただ、ひとつだけ。
自分をたくさん甘やかしてあげてください。とても難しいことですが、ほんの少しでもいいので、自分に優しくしてあげてください。あなたのことを一番よく知っているのは、あなた自身です。あなたが今どうしたいか、どうしてほしいかは、あなたにしかわかり得ないことなんです。だからどうか、自分の気持ちに正直でいてあげてください。
1日でも早く、あなたのその辛さが軽くなることを願っています。

0

2017年12月の自分へ

最近どう?元気にしてる?
あれから少し、生きるのが楽になったんじゃないかな。

もう生きていることが嫌になっていたあの日。今とは違うラジオネームだったけど、初めて逆電もらったね。
とーやま校長とあしざわ教頭に、たくさん話を聞いてもらった。
23時台には、大好きなアーティストさんの話もした。
最後は「好きな人のために生きてみろ」って黒板を書いてもらった。

2022年8月17日。5年近く経った今も、私は大好きな人たちのために生きてるよ。
あしざわ教頭とは、2019年の未確認の三次審査で少し話せた。
とーやま校長とはあれ以来まだ話せてないけど、『拝啓、とーやま校長へ』って企画で手紙を書いて、返事ももらった。
「このために生きたい」って思える存在もたくさん増えた。
あの時大好きだったアーティストさんのことは、もっと好きになってるよ。
それでね、そのメンバーの一人である小森さんが、今は校長になってる。びっくりだよね。(笑)
とーやま校長は校長じゃなくなっちゃったけど、SOL教育委員会ってところで、今も話を聴けてるよ。

SCHOOL OF LOCK!が見つけさせてくれたGENERATIONSっていう光は、18歳になっても、私の中で輝き続けてる。
当時のあなたと比べると、それよりもずっと辛いことが今までにいくつもあった。それでも乗り越えられたのは、紛れもなく、大好きな人たちのおかげだよ。
きっとこれから先も、辛いことは続いていくと思う。それでも、あの日の黒板を思い出せば、絶対に乗り越えられる。大丈夫。何も心配しなくていい。

その光、何があっても見失っちゃダメだよ。あなたはこれからも、大好きな人たちのために生きるんだから。