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遠いけど近くにいる、大切なお父さん

昨年12月下旬、父親が交通事故で突然この世を去りました。
パパっ子の私にとってはとてつもないショックでした。
火葬場で、張り詰めていたものがプツンと切れて号泣しました。

2ヶ月と少し経ちますが、いまだに受け入れられません。
「お父さんは遠いところへ出張へ行っているだけ、きっと帰って来るに違いない……」
生前は毎日病院へ見舞いに行き、臨終に立ち会い、葬儀と火葬まで見届けたにも関わらず、そう思ってしまいます。
玄関のドアが開いて、フッと父親が顔を出してくれるんじゃないか、と。
そんなのあり得るわけがないのに。


最近になってようやく、父親との思い出を振り返ることができるようになってきました。

中学に上がってから毎日お弁当を作ってくれたこと。
遊びに行って帰りが遅くなった日は、最寄り駅まで迎えに来てくれたこと。
学校や仕事であった話をしたときは、途中で遮ることなく静かに耳を傾けて相槌を打ってくれたこと。
ゲームやアニメの話で盛り上がったこと。

どれも大切な父親との思い出です。
思い出すと、心がぽわぽわと温かくなります。


今月末、父親の遺骨をお墓に納骨します。
父親の実体が完全に家からいなくなります。

それでも、父親との思い出はずっと私の中にあります。
私の心の中で、父親は生き続けるのです。


遠くへ行ってしまったけれど、近くにいる、大好きなお父さん。
今までも、これからも、ありがとうの気持ちを持ち続け、
父親と一緒に、生きていこうと思います。

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明日卒業します!

明日は卒業式。あっという間だったような、長かったような3年間も、泣いても笑っても明日で最後です。正直まだ信じられません。
毎日朝早く起きて、お弁当を詰めて、始発に乗る。そこからさらにバスに乗り換えて学校に通ってきた3年間。この高校を選んだことを後悔したこともあった。なんで私だけこんな思いをしながら学校に通わなきゃいけないんだと何度も思った。定期券を買うお金がなくて、家の近くの高校に転校することも考えたし、学校に行くのが辛いと感じるほど、人とうまく関われなかったりもした。それでも、3年間この学校に通い続けることができた。それは、悩みがあると時間を取って面談してくれたり、お金がないときに給付型の奨学金の受給者に推薦してくれたり、色んな面で寄り添ってくれた担任の先生、お互い気兼ねなく過ごせる関係にまでなってくれた友だちのおかげもありますが、この、SOLも大きな支えでした。校長教頭はじめ、職員の皆さんが寄り添ってくれたこと、同じ悩みを持つ生徒とラジオを通して繋がれたことが、私が学校に通える理由の一つでもありました。
明日の卒業式は節目だけど、ゴールじゃない。人生の通過点であると思っています。だから、これまでの感謝と、これからの希望を胸に、式に臨めたらなって思っています。
明日卒業するみんな、卒業おめでとう!!