今 きみの声が必要って うまく言えないままでいる 誰のためでもない言葉 ぼくにだけ教えてほしいよ 乾燥機つきの風呂場にひとり ぐしゃぐしゃになって風邪をひく 今 きみの声が必要なんだ うまく言わずに すべて言ってほしい
「好き」は二種類なのか。 いや、そうであるはずがない。 君のニュアンスをわかろうとして、 たくさん話した、その先に… その瞬間、息が止まった。 心の急激な変化を悟られまいと、身をこわばらせた。 予想はしていた。 ただの答え合わせだった。はずだった。 でも、 そんなの、私、初めてだったんだ。 この先、他の誰からも受け取ることはない、 唯一無二の「好き」を、 君から送られた。
わたし、愛されていたんだな。 甘かった、舐め終わったキャンディの棒だけ残って。 わかってた、じゃ済まされないな、戻れなくて。 慣れていた、上手に愛してくれたから、居心地良くて。 わたし、わかってなかった、ごめんね。
こくりと琥珀色の液体を流し込み 「お」「め」「で」「と」「う」 虚空に散らばった文字がゆらゆらと ことりとグラスを置いて あぁ...大人になったな、なんて 去年と同じ言葉をなぞる ひとりふたりさんにんよにん たいせつな人たちの顔が 流れていくのを眺めながら 静かに夜が深けてゆく
君が寂しいと言ってくれることすら 嬉しいが込み上げてきて 夢と現実の垣根を超えて 笑っている君の目の前に居れることが 何よりもしあわせな時間で 距離が遠くなるなんて 私と君を阻む理由にすらなれやしないんだよ
世界に手を伸ばして、空を切り切り傷ばかりに惑い惑いつ 世界にそっぽ向いて、過去は褪せ色のない今に怯え怯えつ 世界に飲み込まれて、ちっぽけな歯車みたいに回り回りつ 世界の正規に染まり染まって 並普通の部品だと諦め諦めつ それでもどこかで夢を見ている 誰も私を知らず、私も世界を知らない それが世界の全てであった頃を 明日の憂いを知らなかった頃を
知らないものほど知った口を聞く
か くけこ ま むめも ぎぐげご あ うえお にぬねの あ うえお さし せそ あ うえお や ゆ あい えお ば ぶべぼ
大学にある、新しい図書館 一人でぐるぐる探検したら きらきら綺麗な星の辞典 手にとって パラパラめくって よし、この子にするぞ 部屋に戻ってお茶を飲みながら ほっと一息 本をめくる まぶしくて 綺麗で 繊細な 美しい星達が 夜間旅行へ連れていく シリウス ベガ アルタイル 今だけは現実を忘れて 星の世界を旅行しよう
血が出て 鉄臭い 絆創膏は? 君に電話しよう なんでもいいから話そう 僕たちがロボットになる前に接続しよう 血が止まるまで ヒマなんだ 君に電話しよう てきとうなこと話そう 僕たちがロボットになる時に 僕たちが鉄になる前に