後編です
次に伝えたいのは、性の悩みに関してです。私は中学時代、性に関する悩みが多かったです。中学は(選択自由ではありましたが)女子がスカート、男子がスラックス、のような雰囲気があり、性別の押し付けがあったように感じます。私はそれに抵抗することに必死でした。でも高校は私服で、自由で、みんなが色んな表現をしています。性別を押し付けられることもありません。性別以前にかっこいい人、かわいい人が沢山います。
少し話が脱線しましたが、みんなに伝えたいのは「ひとりじゃない」ということです。よく「みんなとちがう」ということが原因の悩みを聞きます。でも、違うことなんて当たり前です。多分、違うことを言い出せない人が多いだけです。マイノリティなんて、みんなが思っているよりはるかに沢山います。わたしの所属する部活には、わたしが知っているだけでも、シスジェンダーまたはヘテロセクシュアルの少なくとも一方に当てはまらないという人(いわゆる性的マイノリティの人)が20人中の4人います。わたしを入れると5人です。もはやシスジェンダーでない人やヘテロセクシュアルでない人はマイノリティではないのかもしれません。だから「みんなと違う」ことなんて気にする必要ありません。ぺえ教頭の言う「好きにしなさい」は本当にその通りです。みんながみんな、好きなようにできることを願っています。