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第三回ショートポエム選手権授賞式閉会のことば(後編)

続きだよ。

なんだか言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが念の為言っておきます。
今回の選手権、審査員のただの好みです。詩に貴賎なし。全てそれぞれ私個人としては(これもまた主観ですが)それぞれの魅力があると思いましたし、もちろんまだ洗練不十分な言葉もありましたが(上から目線でごめんね、私もまだまだなのに)、それゆえ見えてくる感情や、情景、思想、様々なものがありました。選手権なんぞなくとも、あなたの詩は何より素晴らしい。
ただ、最近はレスの送り合いもなんだかあまり見受けられず、自分の詩の感想を受け取る機会が少ないのでは、と思ったのです。もちろん他人の評価が全てではありませんが、自分以外の視点で自分の詩を見てもらうことは少なからず刺激になるでしょうし、何より嬉しいでしょう?(笑)
これを機に、もっと気軽に感想を送りあえるポエム掲示板にしていってほしいな、なんて先輩風を吹かせたりしてみます。私ももっと感想書きたいと思います。

夢を描いたあなたの短い、小さな詩が、あなたの、誰かの夢を花開かせることを祈って。

ご参加本当にありがとうございました。反響によっては第四回もやるかもね。
memento moriでした。ではまた。

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第三回ショートポエム選手権

おはようございます、ショートポエム選手権、審査員長のmemento moriです。
一昨日予告致しました通り、第三回ショートポエム選手権を開催する運びとなりました。めでたい。
参加要項は以下の通りです。



『第三回ショートポエム選手権』
お題:「夢」
参加権:1度でもこの書き込みを見た
字数制限:100字以内(スペース、改行は除く)
タグ:ショートポエム選手権
〆切:2022/01/10(月・祝)
審査員:memento mori、テディのわた、*鷹尾*、三日月マカロン(敬称略)



「夢」、と一口に言っても色々とあります。寝ている時に見る夢、将来の夢、幻想的な夢のような、と言ったような夢。あなたが思う「夢」を、存分に表現してください。
書き込む際は「ショートポエム選手権」のタグをお忘れなきよう。
今回、審査員の方々には私の見知った方を選任させて頂きました。もしかしたら「え、誰?」となってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、とても信頼出来る方々だと私が太鼓判を押させていただきます(え、そもそもお前は誰だよって?ソンナコトイワナイデ)。
審査員の皆様方も、何卒よろしくお願いします。良かったらレス欄等にコメントなどお寄せいただきたいです。

期間はなんと41日間。たっぷりあるようで時間というものはあっという間にすぎてしまいます。何度か定期的に告知はさせていただきますが、うっかり〆切に遅れてしまわぬよう冬休みなどを利用して是非是非ご参加ください。

一昨日の告知でもお知らせしたように、まとめの方に第一回の様子がございますので、そちらもご参考程度にご覧いただけると幸いです。
ではでは、皆様の作品、心より楽しみにしております。
memento moriでした。

追記:複数投稿、大歓迎です。ガンガンかいてくださいね。

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紡げ、詩。【第3話】

手紙を開くと、私の予想していた通りの字が見えた。
そしてその筆跡は、私のノートに書き足された詩の筆跡と同じだった。
『なんでこの人が』
当然、誰も答えてはくれない。

手紙には、以下のように書かれていた。
以前読んだことはあるが、もう一度読むことにする。
《蒼井 詩様
 お誕生日おめでとう!!
 蒼井さんとは結局3年間、クラス一緒だね
 クラスメートの為に毎日色々やってくれてありがとう
 僕にも出来ることあったら言ってな~
 プレゼントは
 この前欲しいって言ってた筆箱と、
 蒼井さんは文芸部やから使うかと思って、
 ノートにしたよ!よかったらどーぞ!》

ここまで読んで、
封筒の中に何か入っていることに気づいた。
一回目に手紙を読んだ時には気づかなかったものだ。
『メモ…』
《蒼井さんへ
 ノートの中のどこかに、僕が書いた詩があるんよ
 その日付に見覚えがあったら、明日の放課後、
 屋上まで来てください
 見覚えなかったら忘れて!  小林 隼人》

『何これ…知らなかったよ…』
視界がぼんやり輝いた。
頬にしょっぱい雨が降る。
しばらく一人で雨の中にいた。

「なぁに手紙読んで泣いてんの」
後ろから声がした。

【続く】

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