人の怖さ
嫌だ。
ずっと避けてきた。他人の醜い内面に触れることを。それなのに、副部長になってしまったせいで、幹部にならなかった人の「幹部になれなかった」という自身のプライドを守るためのこじつけに対応しなければならなくなった。
私はもう、期待して、裏切られて傷つくのが嫌だったからずっと笑ってその場を乗り過ごして来たのに。結局は仲間でもなく、怒らずに意見を受け取ってくれる良い人だと見られていたみたいだ。
その一部の人達のせいで、全体の雰囲気を悪くしたくないのに。対立したくないのに。
あっちがそう仕向けてくるときは、どうすればいいのだろうか。もう、面倒になってきてしまった。