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【検閲済】2頁目

【前頁から続く】

 夢中になって二口三口する。飲み込み切れず吐き出す。また啜る。また吐く。身体が液体すら受け付けないのだ。
 ――俺ももう✕✕✕。
 本能がそう囁き男を嘲笑った。その瞬間気が楽になった。やっと神仏が手を差し伸べたのだ。今の男にはそれが天道神だろうと疫病神だろうと関係はない。ただ、やっとこの✕✕✕✕✕✕✕✕✕。
 ――ああ、最期に、最期に一口でいいから綺麗な水が飲みたかった。俺の末期の水はこんな泥水か……。
 霞む目を瞑る寸前、男の脳裏には諦念に混ざってそれとは別の感情がよぎったが、正体に気づく前に男の意識は完全に途絶えた。
 
 どのくらい経っただろうか、男は目覚めてしまった。
 戻った聴覚の中に遠くの✕✕音と✕✕声が飛び込んでくる。戦友の✕✕が低く響く。薄く開けた眼に容赦なく白い日光が木々の隙間から差し込む。唐突に肌に張り付く暑さが襲う。✕✕✕✕✕✕✕が土色の肌を刺す。名誉でも何でもない銃創がジンと熱くなる。✕✕✕✕✕の上を✕✕✕✕。黄泉の国でないことは明白だった。神仏は男を見放したのだ。
 ――ああ、そうか。
「み……ず、か」
 そうか。あれか。あれの所為か。
 どうせ✕✕✕✕、後で苦しむことになるなら、あんな水は飲まなくても良かった。飲まない方が良かった。
 それなのに何故。理由は明白だった。身体が水を希求していたからだ。自分の意思ではない。しかしそれだけで、男の胸の奥底から、✕を✕✕✕✕✕得ないという脅迫感が湧出してきた。
 ……自分が死ねば兵士達の死は誰にも知られず異国の泥に埋まっていく。✕✕✕✕を生き、✕✕✕✕を✕✕✕彼らと自分に報いずに、このまま死ぬことが許されるのだろうか。自分は許せるのだろうか。
 自分に問いかけた。
 明確に答えを言葉にはしなかったが、男は自らに✕✕✕✕を払い、投げ出していた小銃を支えにして立ち上がっていた。
 倒れる直前の感情の正体が分かった気がした。

【完】

3

最近

すっかり新しい環境に慣れてしまって
輝きを失った新入生が
もうすぐ「先輩」になろうとしています

数年前は”深夜”だと思っていた25時台がやってきても
わたしはもうびくともしません いつもの時間だから
夜の波に呑まれてしまう、と慌てて眠っていた頃が懐かしく愛おしい
人間はこんなにも冷めてしまうのか、と自分の成長を悲しく思ったり
これが皆が掲示板からいなくなっていく理由か、と納得してしまったり

テスト期間には相変わらず涙を流します ひとりで
中身は強くなれていないようです ちっとも
こんなに夜更かしできるようになったのにね。

SOL!と出会った6年前
毎日連絡を取り合う友達ができました
23:59まで掲示板上でお互いのことを話し合いました
バンド掲示板で吹奏楽のことを話したり
恋愛掲示板でみんなの恋を後押ししたり
学校掲示板では座禅部を名乗って
彼氏や彼女ができたメンバーには「幸せになりやがれ!」と
顔も知らないのに喜び合って

段々とここを卒業する人が増えて
レスが二桁を超えるような投稿が見られなくなって
わたしが話していた相手の投稿はぱたりと途絶えていました
インターネットでつながっていた縁は ずっと続く訳ではないし
インターネットでの会話だけでその人の全てを理解できている訳ではないことを
静かに、確かに、感じさせられました

わたしもいつかそうなるのかもしれない
でもわたしがここで呟きたいと思う限りは、
ここに言葉をのこしていこうと思うのです