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きらきら

窓枠をしっかりと掴んで、夜空を眺めた
眠ったら朝まで覚めないで
ベットの一部になりたいようなそうでもないような
さめざめと私は冷えた夢を見る
驚くほどに無味で切り取られた景色
はあ、夢くらいは甘くてもいいんだよ
窓枠をするりとなぞって、まぶたを閉じた
ベットに倒れこんで、少し体をほぐしたら電気を消そう
すぐに眠ってしまえよ、私
夜中はひとりぼっちだ
そう気付いたら夢が泡みたいにうまれてははじける
早く眠ってしまえよ、私
そうして新しい私になれ

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吐く息と月の光と

吐く息が白くなったのに気づいて、また心が冷える。 容赦なく回り続ける地球上と短針。 守りたかった世界と守られなくても続いた世界の狭間を歩く。 掴みたかった未来はこんなものだったのか。 なりたかった大人とはこんなものだったのか。 生きづらくて、干渉が多いこの世界で、僕はうまく笑えてますか、何かを掴むために必死にもがき続けた両手の中はからっぽ。 キミは見透かしていたのかい、見栄と虚勢で着飾った僕の鎧を。 泣かなくても、叫べなくてもいい、もういいんだよ、なんて。

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人って一体なんだ

会いたい会いたい会いたい会いた会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい会いたい。

あなたたちに会いたい。
今日はたくさん嫌なことあったけどあなたたちの曲を聞いて何とかなった。
人って難しいね。優しさも痛みも悲しみも。
言わなきゃ気づかない。

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ファヴァー魔法図書館 #26

『婚前の段 o:@yP6 京都の主・鵺』
4時半、ながよは起床した。
特にこれといってする事も無かったので、庭へ行き月を見ることにした。
少し開けた枯山水の日本庭園。
ながよは寝ている母や法帖を起こさない様に縁側にへたりこんだ。

月があんまりにも綺麗だから......

暫くしてながよは口を開いた。
「なぁ、出てきてもよいんだぞ。」
その瞬間、目に掛かるくらいの茶髪、
蛇の形をした尾、
歪な形の翼、
虎柄の服を纏った少年が現れた。
そう、鵺である。
「ひょうひょう。
やはり貴様には見へてヰたのか、恐ろしい娘よ。」
「何を言っている。私はこう見えても京都の主だぞ、虎鶫なぞ一捻りだ。」
「ふふ...妬ましい。そんな貴様に敬意を表していい事を教えてやらう.........」

5時半法帖は起床した。
庭の方からなにやら物音がする。
ながよだろうかと思い行ってみることにした。

「以上がこの××の成り立ちだ。
おや、誰か来たやうだな、また会おう。」
そう言って鵺は去った。

「ながよ、おはよう。なぁ、少し頼みごとがあるのだか......いいか?」
ながよは胸のつっかえを精一杯笑顔で繕い隠してこういった。
「はいっ!もちろんです敦さん。」

To be continued #27 ↙
『婚前の段 o:@ypP7 ハードウォッチさとり』

P.S.今日のファヴァー魔法図書館はっ♪
何と、何とですね♪
#1から一ヶ月です。
(正直このネタの元ネタのYoutuberを知らない)
ここまで出来たのは読んで下さっている皆さんのお陰です。
これからもどうかご贔屓を。


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泡、

呼吸する度に、
口から泡が出ればいい。

そうすればこんなに傷つかなくったって、
生きてるってわかるのに。

揺れた、空気の塊みたいに、
どんなに言葉を吐いたって、
綺麗なままの形じゃいられないから、

どうせ傷つくなら、
全部、泡になってしまえばいい。


((週末にある映画を観てから、泡のように浮かんだ言葉たちをこうして残しておけることを、嬉しく思います。))

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?shiawase?

「幸せ」ってなんだろう?

おなかいっぱいご飯を食べられること?
大好きな人と一緒に笑いあえること?
悲しいことがあった時に思いっきり泣けること?
友達とバカみたいに笑えること?
寝る前にふとんの中で好きな曲を聴けること?

それだったら、
それだったらさ。
私は生きている限り、ずっと、幸せじゃないか。
「生きてる」って幸せだね。

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告白

あのなぁ、おせっかいすぎるんだよ!
自分でできるよ!
いつもいつもいつもいつも…!
もう子供じゃないんだぞ!
幼馴染だからって……って何笑ってるんだよ!
僕は真剣なんだぞ!

今日は言いたいことがあったのに…!!
もう本当ひどいや!台無しじゃないか!
そもそもなぁ、小さい頃からすぐ傍で僕の
心配ばっかり…少しは自分の事も考えたらどうだ!
だからそのなんだあぁもう僕と付き合って下さい!!

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太陽に恋する月の話 その1

「ねぇ、ねえったら、ねぇ、地球ってばっ」
「聞こえてるって、なんだよもう」
「うさぎが寝ちゃったのよ、お話ししましょう」
「仕方ないな」
「見て。ほら、今日も太陽がとっても綺麗」
「君は本当に太陽が好きだね」
「ええ、あんなにかっこよくて、明るくて、暖かい星はないわ」
「無いなんてことはないよ。他の太陽みたいな星が僕らから遠くにあるだけさ」
「私達が感じられる場所にないなら、もうそれは存在しないみたいなものよ」
「違うと思うけどなぁ。それに、もし君が水星の近くに住んでたら、熱いとか言って太陽を嫌ってるかもよ」
「そうかもしれないけど、でもとにかく今は太陽が好きなのよ」
「そう」
「お話しできないかしら」
「流石に遠いからね」
「ねえ、あなたの中にいる生き物達、何か私が太陽とお話できる手段作ってないの?」
「ないよ。というか、僕らの存在を認識してないのに作れるわけないだろ」
「もう、役立たず」
「しらないよ」
「叫んだら聞こえるかしら、おーい、たーいようー!」
「聞こえないよ。何か伝えたいなら伝言を頼むことだね」
「誰に?」
「金星に。金星から水星に、水星から太陽に」
「面倒ね…まぁでも仕方ないわ。とりあえず金星を気長に待ちましょうか」