歯を食い縛る程
腕に力を入れる程
拳を握り締める程
目に力を込める程
頼りなかった君の「夢という名の目標」が、強く逞しくなる
だから、諦めんな!!
誰かが言った
「曇り空の色を知ってる?あの美しい白い空の色を」
その人は曇り空を美しいと言った
その人はずっと苦しんで来たという
だから
「この世の物は大抵美しく見えるよ」
私にも必ず来るはずだ
あの曇り空を美しいと思える日が
降り止まない雨の夜、
聴きたくなったCharaのうた。
半開きのサッシががたがたと鳴って、
冷たい風はもう冬の匂い。
三ヶ月ぶりに刈った頭が淋しくて、
首までそっと浸かった熱い湯船。
今朝入れた灯油の臭いがしみた手のひらと、
何故か水っぽい瞳をそっと隠して。
おやすみ、おやすみ。
大事な人。
いつも相談にのってくれて、
面白くて、優しくて。
大好きな人。
大好きだけど、その「好き」は
恋愛として好きなのか、友達として好きなのか、
どちらにしても、私にとって大事な人。
満たされないものを、ひとつひとつ数えていたってそれはただのないものねだり
ずぶ濡れになる、こころが
絶え間なく息をしていて
障子に指で穴をあけたときみたいに、光が見えたらいいのに
どんなわたしも、わたしであるのに、わたしはなにかよくないものを隠したがるのだ
数えられないものを、数えたがって推し量りたがるから、だからわたしは空が飛べない
目を凝らしながらも、閉じている
それじゃだめだと笑っておくれ
泣いたっていいと笑っておくれ
もう二度と、なにも書けない気がして
ことばが怖くなった。
好きでも嫌いでも、もうどっちだっていいや。
雨が降ったって、日が暮れたって、なにも変らないんだね。
(書けないときに限って書きたくなる謎。)
(スランプなんて偉そうなもんでもないんだけれど。)
明日また会えるかな
いつも乗る電車の中で
向かいに座るあなたを見ている
それが毎日日課になって
でも寂しくて、苦しくて
でも言えなくて
届かないこの気持ち
空へ叫んだ
愛してる
優しい人が好きだとおっしゃいますが、優しい人は人一倍傷つき易い人でもある。そんな人にあなたは何をしてあげられるというのですか。
優しい人が女性とつき合うなんてあり得ない。
じゃあ俺は一生独身だな。
自分で自分を優しいと。
彼は優しいわ。
あなたには素直になれる。
まるでオスカー・ワイルドだ。
誰それ。
ワイルドな人。
まんまじゃねーか。
私ね、ずっとずっと君が好きだった。
大好きだった。この先だってず~っと一緒だって、そう思ってた。
君がいなくなって悲しい。
でもね、私は君が今「ごめんな。もっかいやり直そう。」って
言ったとしても、もう、君の所には戻らないよ。
君に私以上に大切な人が出来たように、
私にも君以上に大切な人が出来たから。
ねぇ、私は何か間違った道を選んでる?
そんなこと…ないよね…?
手を伸ばしても届かない絶望が
確かにこの部屋には満ちている
お気に入りのヘヴィメタル
ぼろぼろの譜面たち
割れてしまったピックの塔
整然と並ぶあの人の痕跡を
絶妙な感覚で保ち抜いたところで
それを拭えやしないのだ
中表に放られたスウェット
広がり気味の歯ブラシ
茶渋の取れないマグカップ
息苦しいほどの貴方の気配が
触れれば崩れる均衡で息衝いて
なればこそ この部屋は絶望に満ちている
私を芯から染めきっている