君が歌っていた歌を
口ずさんで寂しくなって。
そのことに気付いてバカらしくなったり。
君がいない日々でも
時に世界は美しく見えて。
そのことに気付いて虚しくなったり。
こんな僕の毎日を君は想うこともなく
遠い空の下で今日も笑っているのだろう。
そんな君だから愛しいんだ。
でも時々でいいから僕を思い出して泣いてね。
たとえその涙を拭うのが僕じゃないとしても
その時だけは誰よりも君の心の側にいるから。
好きになった時から自分のものでもないのに嫉妬したりなんであの子とばっかり話すのってやけにイラついてそして私のところへやってきて楽しく話そうとしてくれてるのに私はあの子と何をそんなに楽しく話してたんだろうって気になって冷たくしたり、そっけない返事を返してしまう。
勝手に好きになったのは私なのに。
何も悪くないのに。
すぐ喧嘩して仲直りして。その繰り返し。
でもそれが楽しかった。
押入れの引き出しを開けて 見つけたのは、私が生まれた時の音が入っているカセットテープ。
他にも お母さんがお腹の中にいる私に話しかけている音。病院から家に帰る時の音、誕生日の音、初めてバスに乗った時の音。
いろんな音が引き出しに詰まっていた。
嗚呼、私は世界一の幸せ者だったんだ。
『黒幕』
「んふふ...ふふふ.........。」
「あはぁはぁっ、面白い面白い。」
「なかなか良く思い立ったじゃあないか文紡。」
「狂った時間軸の中で君は何をどう奏でてくれるのかな?」
「楽しみで楽しみで仕方が無いよ、うんうん。」
「しかしあれだな、八千代はやはり知っていたか。」
「そんな事はどうでもいいが......ふふふふふふっ。」
「ああ...あははははっ......ははっ...。」
「あー......狂わせるのは面白い。」
「然し何故だろうね。何故皆は明日が普通に過ごせるという確証を抱いてるのだろう。」
「其処が滑稽で面白い所だが。」
「......暫らく羊を食していないな...。」
「今日の食事は羊を食べよう。」
「そして......私が何故未だに怒ってない事を意気揚々と語っているかって?」
......それは......私が『特異者』だからだよ。
NEXT episode6 『管理人執筆中』
P.S.これで5章『その男、聖なり』はおしまいです。
「タイトル回収出来てねえじゃんかよ!!」とか聞こえてきそうですが、まあ意図的なので悪しからず。
次章は管理人さんのお話です。
良ければ今度の章もお付き合い頂ければ幸いです。
少しづつでいいから
元気になってください
笑ったかおを
みせてください
少なくとも、今は生きている。それまでは、生きていた。それでいいじゃない。
いつ死んだっていいじゃない。それまで無理矢理生きたんだから。もう十分耐えたんだから。
そう思わないと息もできない人生です。僕は。
わからない?それでいいよ。
わかってほしいと思わないから。
(生まれつきの被虐って普通の人は生まれ変わらなきゃわからないんだろうなと最近気づいた。だから伝わらないんだ。納得)
どうしてだろう?
今日はやけに寂しい
君が居ないから?
いつも側に居てくれてたから?
いつも相談に乗ってくれてたから?
こんなに苦しくなるなんて...
でも今なら言える
愛してたよ♡
そして...
メリークリスマス
特別な冬の日は
早起きをしてケーキを一つ
貴方は何がお好きかしら
ふわふわ真っ白のショートケーキ?
大人にビターなガトーショコラ?
芯から冷えるお部屋の中では
サクサクのパイが出来るから
きっとアップルパイも美味しいわ
特別な冬の日は
早起きをしてケーキを一つ
いつもみたいな手抜きはなしよ
粉を篩いながらバターを溶かしながら
貴方の幸せを願って作るの
食事にだって気を抜かないわ
今日だけはバランスなんか無視して
好きな物だけ作ってあげる
オレンジ色の灯りの下
ほんのり豪華な食卓が 貴方にとって
その年初めの楽しい記憶となりますように
(お誕生日を把握出来ていないので毎年気付くと過ぎているのですけれど、多分最近だよなぁと思ってそれっぽいものを。違ったら恥ずかしいので宛名は伏せます。笑)