いつからだろうか
お前から寂しいという声を聞かなくなった。
それは、僕を忘れるくらい夢中になるものが見つかったからだろうな
...直接は怖いから言わない。
ただ、お前が寂しくなければそれでいい。
僕の役目はお前を側で見守るだけ
泣いてるお前を優しく抱きとめることは、僕には許されないことだから
「夢」とか 「生きる意味」とか そんなかっこいいものはないけど、今の私は「生きている」ということだけでとてつもない幸せを感じるよ。
綺麗な風景を見た時の心の安らぎ。
素敵な本に出会えた時のドキドキ。
少し早起きした休日の のんびりとした空気。
仲の良い子と過ごす2人だけの時間。
「死にたい」とか「消えたい」っていう人がいるけれど、それはとっても勿体無いこと。生きている異常、決して幸せなことばかりではないと思うけれど、「いつかは笑える瞬間が訪れる」と思えば それだけで救われると思うの。たぶん…だけどね。
ただ其処に そう在るだけの物事へ
訳や価値を塗して それを神と呼んだの
人は 空虚に耐え切れない
人は 自ずから在ることができない
手当たり次第に暴き立てて
神は科学に切り刻まれた
人は 空虚に耐え切れない
人は 自ずから在ることができない
何もかもを検分し"確かなもの"にすることは
何もかもの本質を 手放したのと同じ
己の周囲を暴かずに居られないということは
己の不確かさを 認めたのと同じ
『助手【ナガヨ】』
.........そこに居て。
To be continued #59 『助手【オセロ】』
P.S.多分今期一の問題作になると思う。この#58。
どうして「あなた」だけなの?
どうして「あなたたち」にしてはいけないの?
その日、いつも通り、朔と薊は近所の子供達と遊んでいた。
この子供達は、勿論人間の子。この日は川で遊んでいた。
「あ、兄様、お魚さんそっち!」
「え!?どこ、薊!」
「朔っくん(さっくん)危ない!」
朔と呼ばれる少年は、黒の混じった濃い茶色の髪を持っている。目の色は翠であった。一方で、この朔の妹の薊は、真っ黒で鮮やかな髪だった。薊はいつも三つ網にし、お下げのようにちょこんと2つ、肩にのせている。母・薺にやってもらったものだ。この子の目は赤である。そして、この日遊んでいたのはもう二人。紗那(さな)と、兄である蒼(あお)。ちなみに、薊と紗那は同い年で四歳、朔が6歳で蒼が七歳だ。
足を滑らせて、川の真ん中で尻餅をつく朔。もうびしょびしょだ。
「…う、うぅ……。」
思わず泣き出す朔。
「もー‼それくらいで泣かないの兄様!」
腰に手をあて、文字どおり仁王立ちをする妹、薊。一方で紗那は、心配そうに朔の顔を覗き込む。
「朔っくん、大丈夫?はい、手。」
そう言って、手を差し出す。朔は泣きながら紗那の手を取った。
神社の一室、本人いわく、リビング(和)に通された、「まぁ、色々とあって殺風景だけど、ゆっくりしていって」、「あぁ、ありがとう」、「ところで...」、オラクルは深刻な顔をして言った、「どうして、この世界に?」、「それが、わからないんだ、なんで、あそこに倒れていたのかも...」、「じゃあ、覚えている、一番新しい記憶は?」、「えっと...女の子を庇って....そうだ!モンスターに刺されたんだ!その後に、蓮と一緒に、モンスターを倒したんだ、そして...その後...なんか、眠っちゃって...そうだ!カードデッキ!...あれ?ない!なんで!」、「だいたいわかったわ、それで、その、カードデッキって、どんなやつ?」、「龍の絵が描かれているんだ」、「その龍の絵って、手の甲に、描かれてるみたいなやつ?」、「え...?そう!これだ!」、「試しに、元の世界でやったみたいに、やってみてよ」、「じゃあオラクル、鏡ある?」、「えっと...あった、これでいい?」、オラクルは小さな手鏡を取り出した、「あぁ、大丈夫だ」、一呼吸おいて、シンジはさけんだ、「変身!」、龍の力をもつ騎士がシンジに重なる、「すごい...」、「あれ、変身できる、なんで?」、「そのカードデッキが体と一体化したんじゃない?」、「なんだよそりゃ」、シンジは変身を解いた、既にもう、4時を回っていた...
誰も喜ばない
好きな人はそっとしといてあげてと思う
それ以外の人は興味無いんじゃないかな
テレビ見ながら、
で?
って思ってるよ
何で友達とご飯行って謝らなきゃ行けないの
何で友達の家に遊びに行って謝るの
世間が持ってるイメージを
裏切ったことに対する謝罪?
世間って怖いね
大人って怖いね
俺もいつかはその世間の一部になるのかな
俺もそんな話題をおもしろいって興味持つ日がくるのかな?
そんな大人になりたくないって思うのは俺だけなの?
興味持つ人が絶えないからそれでお金儲けしたい人が絶えないのかな?
自分がやられても平気なんだよね
人にやられて嫌なことは人にしない
子供でも知ってる
いつも大人が正しい訳じゃない
未来の鍵って大人の鍵じゃないよね
そんな大人への鍵なんかいらない
私は今どこにあるの。
冷たくて
息苦しく
重たい空気
暗闇の中は
狭いのか広いのか検討もつかない。
光の届かぬこの場所は音もないようだ。
光の届かぬこの場所では呼吸の音も響かない。
手を伸ばせば拒絶されそうで。
足を伸ばせば持ってかれそうで。
目を開ければ全てを知ってしまいそうで。
口を開けば明日を失いそうで。
光の届かぬこの場所はきっと退屈で。
光の届かぬこの場所私の心によく似てる。
あぁ私は今どこにあるの。
はやく見つけて。
はやく
ここから連れ出して。
とっくに壊してしまったものを
それと知りつつ抱え込んでる
抱えた腕は血塗れで
押し付けた胸もズタズタで
苦しいだけだと 救いは来ないと
それが相互の認識なのに
どうしても手離せないこれが
僕等にとっては愛なのだね
行き場の無い想いを抱えて
君に伝えられない言葉を心にしまって
もっと早く気づけばよかったのに
後悔は私の思考を遮って
なにも考えられなくなる
この世界がこんなにも美しいと教えてくれた君は
同じくらい汚いと教えてくれた
それなのに
今日も変わらず この世界で
キラキラと輝く君を見て
変わらない自分を知って
君は今日も綺麗