争いはきっとなくならないだろう。
争うことで悲しみを生むだろう。
争いの中で新しい何かに気づくだろう。
争うことは、誰かを救うことになるだろう。誰かは誰かのために争うのだろう。
争いのために正義が生まれるのだろう。
正義は争いのない世界では生まれない。
争いがあるから、正義と悪がうまれるのだろう。
争うことをやめれば、正義と悪は生まれない。
争いがあるからこそ、この世界は成り立っているのだろう。
輪郭のぼやけた漆黒のカシミヤ
せせら笑いと共に僕を包んだ
棘だらけの思い遣り
木枯らし吹く度 匂い立った
複雑で怪奇な神秘の残り香
歳月が徐々に奪い去ったそれが
埋めた鼻先へ届くのは僕の記憶の置き土産
年を追う毎 解けるカシミヤ
申し訳程度に風を防ぐ
毛羽立った想い出の寄す処
例えばこれが千々に裂かれても
買い直すことを僕はしないでしょう
砕けてしまった貴方の優しさを
木枯らし吹く度 胸に刻むから
歯を鳴らす僕に重々しい溜息を吐いて
今度はちゃんと その腕で抱き寄せて
『4日目』
この日、みゆりは髪を切った。
伸びきった髪は洒落たぱっつんショートヘアになった。
そして夜、また神社へ向かった。
精神を一点に集め......出来ない。
何故か集中しようとしても何かの意思で分散されていまう。
みゆりは諦めて目を開けた。
目を開けた瞬間、みゆりはたじろいだ。
みゆりの瞳に映ったのは。
見渡す限り続く、百鬼夜行。
みゆりは、その場に倒れた。
P.S.今回は短いですね。
嵐の前の静けさって奴でしょうか。
そこから数年、この街ではあるゲームが流行の絶頂を迎えていた
ゲーム自体は昔からあったようだが...
そのゲームの名は...
『ゲートゲーム』
陵が高校3年生となった春、ゲートゲームが、学校でブームとなっていた
しかし、陵はゲームには消極的だった 「おい陵~!そろそろ始めろよ~。けっこう楽しいぜ?」
こんな風に誘われ始めたのが高2の冬
クラスで始めてないのは陵だけだった
今日もいつもと同じ
「やりにいこうぜ?楽しいって絶対」
「俺はそのゲームはやらない、ずっといってるだろ」
「でも、お前のロックシードなら勝ちまくれるって」
いつだったか...オルフェノクが襲ってきたので変身したら知らない間に、ロックシードの話が広まったのだ
「あれはそのためのやつじゃないって」
「チェ、釣れねぇの」
そのうち、陵はこのゲームと深く関わっていくことをまだ知らない...
そこから1週間後、半場引っ張られていく感じで、陵はゲートゲームを見ることとなった
友達のルール解説を適当に流しながら、別のことを考えていた
「父さんの言ってたことはこれか...」
ゲートゲーム...サク曰く境界破りの遊戯...
ロックシードを使い、クリーチャーを召喚して戦わせるというゲーム
サクはよく手を出すなと言っていた...
夕方、友達と別れて帰ろうとしていたとき、それがいた
「ふふふ...次はどれを試そうか...」
「おい!何をやってる!」
男は少女を掴みながら、薬品と針のようなものを刺そうとしていた
「なんだい?実験の邪魔をしないでもらえるかな?」
「やめろよ...!よくわからないが、そいつを離してやれよ!」
「あくまで邪魔するのか...じゃあいいよ...君もモルモットにしてあげる...」
男は、ベルトを装着した
「変身...!」
『テスカトルアームズ!キングの風格!爆炎の龍!』
見たことのないライダー...そして、本能的にひれ伏してしまう王の力がそこにあった...
何もかもを捨てて…そんなことができたらどれだけ楽だろうか。
今は得体の知れない不安と苦しみに押しつぶされそう。どうしていいのかわからないから泣くことしかできない。
誰かにすべてを吐き出してみたいけれどうまく話せない。
こんな私に手を差し伸べてくれる君。君の優しくて温かい手。幸せだと思った。大切だと思った。それなのに私はどうして心を開けない?せっかく訪れた微かな幸せが遠のいていくのが怖いのだろうか。
ただ側にいて欲しい。何も望んでいないから。
誰かの薄っぺらい同情なんていらない。そう思うのに誰かの優しさに触れたい。苦しかったね、大丈夫1人じゃないよってありきたりな言葉でもいいから行って欲しいときもある。私はなんて自分勝手なんだろう…。
そうだ。とりあえず学校に行かなくちゃ。君に会いに。
悲しことや辛いことを
想像して嘆くことより
いつもどんなときも笑っていたい
青空の太陽に向かって
強く真っ直ぐ伸びていく
向日葵のような 笑顔溢れる
笑者でありたい