ざあざあと生臭い雨が降った
誰かの肌の匂いがした
思い出した誰かは、くしゃみをして
左瞼にくずれて消えた
「母上、眠い…。」
「あら、眠ってしまってもいいのよ?」
眼を擦る我が子の髪を撫でる。
「でも、お話気になる…。」
「明日また聞かせてあげるわ。」
それでも納得できなそうである。
「寝るまで聞かせて、母上。」
私は微笑んだ。
「ええ、勿論よ。」
追伸:
今回も此方へお邪魔して。
2週間離れていた私ですが、その間にポエム掲示板初めましての方々、この話何だと云った感じなこととお察しします。この話は序章から始まっています。序章は全てまとめました。是非読んでみてください。
そして、忘れかけている初期設定。鬼ノ業は、お話の中のお話だったのです。
秘みつのうら
傷のうちがわ
のみこんだ心
巡れるまえに
溶かしたい
きざむ時どき
せき止めたい
忘れたくない
ただの一つに
縋っていたい
甘くてくるしい
ここにいたい
色づかない季節が、ひらりとゆれて、鮮やかに、穏やかに、色彩を帯びていく。
何時から此処に立っていたのか、どうして此処に立っていたのか、もう思い出せないけど、それでもまだ、翔べるらしいよ。
次の季節には、あの色に。
次の季節には、もっと遠くのあの街まで。
僕は、翔んでみる。
夢を観て、悪い夢を観て
目を醒ましたのは
果たして今朝のことか
それとも昨夜か、一昨日だつたか
それさへも思ひ出されず
ぼくはまた、重たい掛け布団の下で微睡みながら
また早起きの明日の朝を夢に観ては
首を振り 首を振り
えも云われぬ違和感に顎を浸しては
またぬるい微睡みに沈んでゆくのだ
きつとこの世界は、
ぼくの儚い夢に過ぎぬのかと
また首を振り 首を振り
確かなものは ただ
手頸に波打つ己の脈だけなのか
それさへもおぼつかぬ手つきで
そっと息を吐(つ)くのだ
君みたいにきらりと光るものなんて持っていないけど
せめて君の辿る道を僕に照らさせて
いつか
君の手に乗る宝玉のような美しいものを
僕は手に入れられるのかな
用意された革命みたい
そんな気分のXday
声を上げるポピュラーフェイス
街のアタマは流れていく
驚く程にがらりとしたカフェテラス
用意されたカプチーノの僕の背伸び
嗚呼なんて低い背丈なのだろう
ブラックなんて飲めたものじゃない
傍観的世界はいつも通り回って
主観的世界はこれから止まる
超自然的な神には誰も逆らえない
誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も
僕は所謂失敗作
恐らく結構質が悪い
僕のハートはディレクシェンド
どちらが先か僕は知らない
驚く程飽和していたホスピタル
用意された点滴と針
嗚呼なんて低い背丈なのだろう
一人のベッド程寂しい物はない
傍観的世界はいつも通り回って
主観的世界はこれから止まる
ラプラスの悪魔には誰も逆らえない
誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も
弥次郎兵衛はユラユラ揺れる
僕の心臓もユラユラ揺れる
天秤はユラユラ揺れる
マグマだってユラユラユラユラ
傍観的世界はいつも通り回って
主観的世界はこれから止まる
超自然的な神には誰も逆らえない
誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も
傍観的世界はいつも通り回って
主観的世界はこれから止まる
ラプラスの悪魔には誰も逆らえない
誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も誰も
『夏の最後の日参』
神社には大なり小なり様々な結界が張られています。
例えば、注連縄だったり鳥居だったり、場所によっては森や小川も結界となります。
不浄なモノは基本的に入っては来れません。
佐奈伎大社は神社の中でも規模が大きい神社となりますので数十、場合によっては数百もの結界が張られています。
ここからが問題なのですが。
最近、それを突破する輩が出てきました。
そうです、あのゴースト達です。
まぁそれほど強くてもまだ本殿まで上がってくる個体はいませんが、一番弱い結界もある程度の強さを持っているので相当危険な存在です。
P.S.これからは追伸はレスの方に書くことにします。
ふぉろろ ふぉろろ
かすかにお辞儀コウメお嬢
ふぉろろ ふぉろろ
お早う御座います
ふぉろろふぉろろ
空はすっとぼけて
ふぉろろ ふぉろろ
いい塩梅ですね
溜池に ぽつんと雫が落ちて
拡がる波紋の方程式を
君は嬉しそうに語ってくれた
淀みなく流れる記号たちに
愉しげに頷いた私は そのくせ
一欠片だって理解出来ていなかったけれど
そんなこと ちっとも問題じゃなかった
貴方が楽しげに笑っていて
私が幸せを噛み締めている
そんな光景が溜池のほとりにあって
そこが楽園でなかったと
どうしてそんなことが言えるでしょうか
貴方の好きな人になりたい
というよりかは、儚く握ったこの手を
離したくない
そう想われるような存在になりたい
君を見る度に心が踊る
君を思うほどに胸が苦しくなる
君のことを考えるだけで時が過ぎる
毎日 毎日 君のことを思ってる。
私の心の大部分を占める君…
君のなかに私はどれくらいいるのだろう……
本当につらい時ってさ、
バラード的な曲より、明るいアップテンポな曲を聴く方が、
なんか逆に泣けてくるね。
あなたの前にある居場所はどんな形をしているのかな。
いろんな形がある人もいれば、一つも形がない人もいる。
でもその形があなた自身にぴったりか、それはわからない。
じゃぁどうする?
自分をその形にあわせるか、形を自分にあわせるか。
じぶんをその形にあわせると、なんだか窮屈だよね。
この世界の言葉は全て成功者によって作られた。
失敗した人の苦しみを、負けた人の絶望を誰か残してくれる人はいないのだろうか。
鞦韆と襯衣
この漢字読める?って
厚化粧の友達が言った
ミニスカートラインソックス
何か知ってるような
顔をしていたんだ
しゅうせんとしんい
ブランコとシャツ
書けもしない漢字を
見せびらかして笑った
これ読める?
えー無理だわ
つか書けんの
んな訳ないじゃん
あんたバカだもんね
はーそっちこそバカ
静かにしてくんない
うっせーな先公かよ
何その言い方
やだ怖ーい
ぶりっこすんな
「よく言うよね」
ああもうめんどくさい
鞦韆と襯衣
ブランコとシャツ
出来上がった日々は
私に触れぬまま
うっすら消えていく
この命がいつか消えてなくなるのなら
消える瞬間ぐらいは輝いていたい
あなたの命がいつか消えてなくなるのなら
私はあなたの輝きの一部となりたい
ふと、窓の外を見ると月が電線に乗っかって、綱渡りみたいだった。丸いからそのまま転がってしまいそうだ。想像の世界なら僕はなんだって出来る。現実では野球もサッカーも勉強もできない僕だけど、想像の世界なら月だって転がせる。考えてるうちに、月が電線を離れていってしまった。この瞬間、一気に現実に引っ張られる。時間は過ぎる。誰がどんなことをしてても。次はどんな瞬間が僕を想像の世界に連れってくれるのかな。