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-季節 Ⅱ-

「おはよ。唯ちゃん」
私が住んでいるこの団地の大家さんだ。
優しい雰囲気の婆ちゃんだ。
...せっかくだ。婆ちゃんに聞いてみよう。
「おはようございます。あの...桜尾さんって...?」
「ん?あぁ...巳汐さん?唯ちゃんのお隣さんね?
最近越してきたのよ」
うん。それは知ってる。
「えぇ。そうらしいですね。...どんな方なんですか?」
「どんなって....」
婆ちゃんは少し困った顔をした。
「私もあんまり知らんけどねぇ...。ちょっと不思議な人よね」
やっぱりそうなんだ。不思議 かぁ。
「唯ちゃん?時間、いいのかい?」
あっ!そうだった、桜尾のことで頭が一杯で時間のこと忘れてた。今日は学校がある。
「大家さん、ありがとうございました。では」

「いってらっしゃい」

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闇に光を

使命
思い出した

これはきっと
生まれる前からずっと
やってきたこと

さあ
暗闇に明かりをともしに行こう

そのために
俺は
生かされてるんだから

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白線

はやくはやく大人になりたいと思っていたのに、きのうふと、なりたくないと思ってしまったから、きっともう片足突っ込んでしまったんだね。もう戻れないんだね。

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「お帰り」

お帰り その言葉で 自分の居場所を知る
ただいまって言える この場所が僕の居場所だって
変化していくこの世界に変わらないものがあるとしたら
人を愛する人の気持ちだと僕は信じたい

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-季節-

朝。
まだ肌寒い、梅雨入り前の5月。
一人暮らしを始めて約1ヶ月。
「おはようございます」
いきなり、声をかけられてビクッとしてしまった。
見慣れない人だ。
顔に出てしまっていたのか、その人はこう答えた。
「先日、引っ越して来た 桜尾 巳汐 です。一応、白帆さんのお隣ですよ」
その人は優しく笑った。
まるでふわりと花開くように。''桜''と名前に入っているからだろうか。
(ん?何で私の名前...?)
私が疑問を口にする前に
「では」
と、部屋に入っていってしまった。

(あれ?もしかして挨拶するためだけに出てきてたのかな....?)

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では早速。

-テーマ-
季節
-登場人物-
桜尾 巳汐 男
夏川 阿栗 男
彩生 木芽 男
冬橙 李寂 男
白帆 唯  女

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いきなり。

小説風なもの
書いてみます。
国語力低いので、文は拙いと思いますが
頑張ります。
アドバイス、感想、鋭い指摘、
どんどんレス、お願いします!

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人生。

人生のバランス。

不幸と幸福は
絶妙なバランスを
常に保っている。

幸福が訪れれば
必ずと言っていいほど
不幸も後からついてくる。

不幸が訪れれば
きっと後から
幸福がついてくる。
 
幸福。
不幸。
幸福.....

突然の大きな不幸..。

でも。
その後には
ほら
大きな幸福が
ついてきている。

大丈夫。
神は
きっと
貴方の味方だ。

大丈夫。



あ。


タンポポ。

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今まで

大人ってどこからですか。
結局はからっぽな先生だって大人になってる。
いつ、どこで、どんな風に私は間違った?

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君の好み

もし生きて帰れたら、君にハーブティーを買って帰るよ。
まだ君が好きでいてくれたらいいんだけど…。
僕はまだ好きだよ、君のことが。

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無題

曇天の下、充血した眼で洗濯物を眺めて呟いた。
「早く乾かないかな」

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サインコサインタンジェント

「嫉妬と羨望とよくいうが嫉妬は羨望の裏返しだ」
 と、サインが言った。
「生物界にモラルはない。適応があるだけだ」
 と、コサインが言った。
「モラルも適応の産物では?」
 と、タンジェントがアラビア語でコサインに言った。
「そうだな」
 と、コサインが中国語でこたえた。対(ドゥイ)って。
「いいからさっさと彼女のところに行ってこいよ」
 と、サインがコサインに言った。
「これだから非モテはな」
 と、タンジェントが言った。
「お互いさまだ」
 コサインがタンジェントに言った。
「まいったな」
 タンジェントが言った。
「俺たち暗いな」
 と、サインが言うと、笑いが舞い降りた。俺がサインとコサインとタンジェントについて語れるのはこれだけだ。

2

ベネチアンマスクのように

朝起きて眩しい朝陽を浴びたって、
夕方の帰り道が突然の大雨だって、
今日が其処にはあって、
昨日は通り過ぎていて、
明日に向かって進んでる。

それを、毎日、毎週、毎月、毎年続けてて、
それを、季節の変わり目に振り返って、
君と出逢って、貴方と別れて、
繋がりを切りたがって、
新たな繋がりを求めて、
明日に向かって進んでる。

きっと僕も通過点。
声も顔も知らないけれど、
仮面の名前を憶えられるかな。

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出逢いと別れ

言いたかったなぁ

これからもよろしくね

言いたかったなぁ。


そのときはただ悲しくて何も言えなかった
同じところに立って同じほうを見たかった。

せめて最後にありがとうって言いたかった。
届かない一方通行で

ありがとう
いつも前を見ているあなたに憧れていたよ。

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グラフィティー

昼間に差し込む光たち 真っ白なキャンパスを照らす
何も描かなくても その光の先が
何かを物語ってるから

見えない未来に怯えていても 何も始まらないから
目の前にあるチャンスを一つ残らず
掴みとれ

躊躇なんてしないで その動き出す右手?左手信じて
伝わるよ ほら 動かし続けなよ
そしたら そこには
僕らにしか描けない 未来地図がある

描いていくよ 
君と なぞっていくよ

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無題。

やり残した楽しいことがまだきっと
なにかあるんじゃないかと
今日を終わらせるのが名残惜しくて
考えてみるけど見つける前に
雨音に溶け込むように瞼が閉じる
穏やかな夜