スタートラインはみんな同じなのに
ゴールラインはみんな違う
みんなより劣ってるからできないんじゃなくて
自分が頑張ってないだけなんだって
わかってるよ
わかってるけど
やっぱり心のどこかで今の自分を肯定してる
男子の一人に恋した
あの目は5秒も見れない
目が合うと即効にそらしちゃう
こんなにすきなのに
嫌いみたいになってる
最初は笑ってくれたのに
何で今は冷たいの
どうして
何が消えたの
何が増えたの
何が変わったの
やだ
やだ
嫌いにならないで
飽きないで
何が嫌なの
。。。。
こんなに好きでいるのに
その2文字が言えなくて、苦しかった
その2文字が言えなくて、たくさんたくさん涙した
その2文字が言えなくて、何度も自分の気持ちを押し殺した
その2文字が言えなくて、目の前が真っ暗になった
キライなんていくらでもいえるのに、その逆が言えない
なんで?なんで?と聞いたって答えなんかかえってこない
君のせいで私は、こんな思いをしてるのに
その2文字を言ったから、冷たくされた
その2文字を言ったから、私の世界が壊れて消えた
その2文字を言ったから、君の眼がナイフみたいになって…私は、
私は、暗くなった、殻を見つけた。
一人ぼっち、たまに外をのぞいてみる
君の笑顔が見える 声をかければ殻が壊れてしまいそうで
君のするどい眼から身を守る殻がはじけて消えてしまいそうで
この手をすぐに引っ込める 声に出せない叫びが
私の中にこだまする
コトバは私の中を 回り続ける、走り続ける、
この声たちが解放される日は来るのかな
そんな私の日常
画伯の Put onしてた
あお あお あお
あんど Good luckに
賞味期限なんてないからね
何処にもやり場のない
悲しくて悲しくて
胸が押し潰されてしまうような
涙が零れてくる
自分ではどうしようもない
この感情を
誰か 誰か
救い上げてはくれないか
痛みで麻痺してしまうから
誰か 誰か
夜の街を歩くのはたいへん愉快でございます。大通りから少し入れば楽しい夢が転がり回ってあたり一面散らばっているらしいです。それを踏みつけないようにそっと右足だけ踏み入れてみたけれど、タバコの匂いにぞくりとしました。気だるさにまみれた女の目が私よりずっと遠くを見つめております。ああ、甘い頭痛がします。曖昧なものに支配された昼を取り返すかのように大人たちは酒を浴びるのです。ガラスケースの中の美しい洋菓子を見つめるようにうっとりしながらも自分の若さを愛おしむのです。おっと、そろそろおいとましなければ。青い帽子に捕まる前に。
切りすぎた爪
そっぽ向いた小指
長い指
ぼくよりちょっと小さい足
その足で君は今日までたくさん歩いた
ぼくに会わせてくれたんだね
幸せをありがとう
冷えた指先
擦りむけたかかと
白い肌
ぼくよりちょっと小さい足
その足で君は今日までたくさん歩いた
よくがんばってきたね
歩き疲れたでしょう
ぼくのところでちょっと休んだら?
もし何かあったらこの足で
君のところまで走っていくから
もし何かあったらこの足で
君のとなり歩くから
思わず息を止めてしまうような恋だった。いや、止まっていることすら忘れてしまう、が正確な情報だろう。
新緑によく映える桃色の頬に、すらっと伸びた足、短すぎないスカートが、キミの清純さを引き立てているのだろう。
あぁ、これが人を好きになるということか。あぁ、また止めてしまった。
涙は女性の最大の武器?
何言ってんだ。
こぼれる涙見てるよりもさ
微笑んだ笑顔見ている方がずーっと胸撃ち抜かれてまうで。
泣いてないで笑おーや。
絶対そっちの方が楽しいやん。
「純愛とはどんなものだろう?」とサインが言った。
「野生動物がやってるのが本物の純愛だって言ってた人間がいるよ」とコサイン。
「純愛は本能か……では恋愛は?」
「恋愛は知性だ」
「すると知性のない人間の恋愛は純愛に近いということになるな」
「ばかの恋愛は本能寄りなわけだ」
「ばか、ふつう、りこうの三つに分けて考えがちだが、実際は知性には幅があって、ばか寄りのふつう、ふつう寄りのばか、ふつう寄りのりこうといった具合に層がある」
タンジェントが口をはさんだ。
「つまり恋愛には多様性があるんだな。人間に多様性があるぶん」とサインが言った。
「なぜ人類は絶滅したのだろう」とタンジェントが言った。
「多様性を認めなかったからだろう」
サインとコサインが同時に言った。