ある一点について、たぶんずっと分かり合えないし、分かりあおうと思うことが間違いだし、そもそもわかりあう必要なんかないのだ。それが一番うまくいくんだ。わかっている。でもたまに「なんにもわかってないくせに!」と叫びたくなる。叫ぶわけにもいかないから、文章にして、自分の中で砕いて、静かに飲み込む。あぁ、美味しくないなぁ。
わたしは いつからか
現実から目を背け
まわりの話から耳を塞いだ
「自分なんて」と
「自分」という
暗い殻に「自分」を閉じ込めた
そこには何の希望の言葉(ヒカリ)もなかった
君がいなかったら
君は私に
いくつもの言葉(ヒカリ)をくれた
それは初めは一欠片
ただ一欠片の言葉(ヒカリ)だった
最初はわたしはそれを拒んだが
それでも君は諦めなかった
言葉(ヒカリ)は次第に増えて行き
「自分」という暗闇の夜に輝く
無数の星となった
そしてそれは1つの太陽になり
「自分」という殻は消えた
君がいなかったら
わたしは今ココに存在(いる)こと
無かったはずた
君がいるから
わたしはココに存在(いる)
次はわたしが誰かに言葉(ヒカリ)を
照らす番だ
この素晴らしい言葉(コトバ)を使って
プラスとマイナスでゼロだとか、
酸とアルカリで中和とか、そんな
意味のないバランスを考えては
右手と左手を動かしている。
ヒロインは あの人への思いを 捨てきれないま 別の人と結婚
妹は あの人を思い続け 結婚
三角関係が こじれたまま あの人の真意は わからない
もしも あの人は ヒロインのことが 好きだったら?
それで ヒロインの為に 妹と結婚したのだとしたら?
ヒロインが あの場面で あの人へ 感情を ぶつけてしまったら?
…そうだったら 怖いなって 妄想です
宛名のない手紙の封を切るときの言いしれない背徳感に名前をつけて愛してあげる。わたしを取り巻くすべてがわたしのものではないことを、いつも思い知らせていてほしいからきょうも笑うのよ。ことば遊びが得意なふりしてことばえらびが下手なだけで、無関心は痛いけれどきらいじゃない。思考をやめられない弱いいきものだから、強がりはいつかほんとうになるって信じていたいの。生産性のない会話を切り捨てられるほど強くなくてごめんね。あなたをすきだと言いきれなかったわたしをいますぐにでも忘れてね。
足早の人混みを駆け抜ける。
見覚えのある匂いに、ふと振り返る。
後ろから来る人とぶつかり
突き飛ばされる。
ふと見上げても、きみの香りはなくってさ。
そんなことでも人は道の真ん中で泣いちゃうんだ。
いつか…
いつかはさ…
笑える日がくるんだってさ。
…なんて
逃げるのは自分自身
君から逃げるのも
話そうとしていざとなると目が下むくのも
全部結局自分
君のせいにして、季節のせいにして
逃げるのは自分自身