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3分間デモクラシー

大事な大事な時だけ口の中で解けて瓦解して、
嫌になるほどの罪と懺悔 剥き出しは恥ずかしいし

咲いては散るのが運命、言葉なんてそんなもんなのに
くだらないほどそうはいかず 心残りのエブリナイト

言わないことだってそうだ、軽く罪になってしまうし
思うなら思うだけちょっとでも零さなきゃ
変わらないよ

だから少しくらいの擦り傷でやられないでほしいんだよ
つまりは云いたいことを上手く云えないのは君や僕だけじゃないんだ
だから等間隔の3kissで伝えられたら嬉しいよ
正義と悪、いざ勝負、だなんてちょっと物騒な、


禁じ手は見て見ぬ振り、再結晶してしまわなくちゃ
目の前にして言えないこと、悔しくてたまらないんです


言えないことだってそうだ、軽く罪になってしまうし
消えるなら消えるだけちょっとでも残さなきゃ

だから3分間のデモクラシー。いま反逆者の御出座
つまりは云いたいこと上手く言えないのは何時もじゃないってこと
明日来るなら、次も来るから、深呼吸して息吸い込んで
正義と正義、決勝戦だなんてちょっと物騒ですから


だから3分間のバイブルが崩れていくのを見ててよ
つまりは云いたいこと言ったもの勝ちだよ、叫んで見せてよ


何時も言えない君と僕、破って捨てるチャンスだろう
然りだ、云われて当然なんだ、恥ずかしがるな
明日が来るから、多分次も来るんだよ
BPMの上がり下がりを味わう行は繰り返さなくていいよ

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花粉症。

むずむずするの、

知らなければずっと
気づかなければずっと

平凡だけで済んだ季節が

あの日、桜よ咲けよと願った日から
瞼のおくのおく、
うらのうら

上ずった声、
幼さの残る横顔

もうここにいない
君のこと

ふ、と思い出して

ずっとずっと
むずむずしている。

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折りたたみ傘を忘れた日のこと、

異国の地で雨に降られたなら
君のことを思い出してしまって

雨上がり、
開いた窓の奥に詰まった
何処かの誰かの生活が
水溜りに写った気がした

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戯言即興詩。

飲み残したままのグラス、切れかけた蛍光管の瞬き
読み損ねた本とCDの山。

…薄い埃。


電話の指紋を拭く気もしなくって、ただ回転椅子をぐるぐると蹴りながら生きている。
淋しい、なんて きみにだけ内緒。

ねぇ、名前はもう呼ばないけれど
おやすみだけ云うのを許してくれるかい

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廊下

最後だと思っていたなら
あの時なんて言えただろう

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ごめん

あたしは、知ってる。
君がまだあたしの事を諦められない事を。

お互いに友達として、大事にしても
あたしは時々、悲しくなる。
そんなに優しくしないで。


君はきっと知らない。
あたしがまだ振られたあいつの事が好きな事を。

その言葉をかけて欲しいのは

ごめん君じゃなくて、あいつなんだ。

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背伸び

先輩みたいになりたくて

自分らしくない背伸びなんかして


もう少し。後少し。


でも届かなくて

自分の身の程を知る。

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シッパイハ、ヒトヲオオキクスル

海が見たいなんて言うから
君を後ろに乗せた自転車でとばそうか。

あ、あの...チェーンがはずれました。はい。
ヘイ!タクシー!一番近い海水浴場まで。
...エヘッ

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ヒトリノヨル

やっぱり夜が好きなの

深夜のラジオを聴きながら
シャーペンを走らせる

ふと窓の外を見てみると
月に照らされた街で
コンビニエンスストアの照明がこうこうと輝き
1台の車が通る


僕は微笑んで
そしてまたシャーペンを走らせるのだ



午前3時前の
僕しか知らない
みんなが寝静まった街で

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本日の魔法講座 その386

重たい肩、
愛しい彼方彼方彼方

なんだか春みたいにあたたかいね
君のために泣きたい
なんて。いやいや、
君がために泣きたい