ある朝目を覚ましてみたら
世界が一転 バイカラー
白い正義と黒い悪
青い男子と赤い女子
白黒混ざった灰色世界で
だけど青と赤は混ぜちゃダメ
覆った布から滲む紫
途方に暮れる泣いた顔
砂漠に落とした砂のよに
海に落とした雫のよに
私も人の波の中
紛れて行けたら良いのになぁ
ある朝目を覚ましてみたら
世界が一転 針筵
青い男子と赤い女子
透明な私を蔑んだ
白黒混ざった灰色世界で
だけどそれだけは絶対悪
はためく布の隙間から
透けて見えたその裏地
砂漠に落とした砂のよに
海に落とした雫のよに
私も人の波の中
紛れて行けたら良いのになぁ
砂漠に落とした砂のよに
海に落とした雫のよに
私も人の波の中
紛れて生けたら良いのになぁ
だけどその時 私の根っこは
かぴかぴ乾いて ほろほろ崩れる
色々混じった声 枯れるまで
僕らそうやって鐘を鳴らし続けた
12時を告げた瞬間君は光と共に消えてしまったのに
どこかにいると諦めきれずにいられるのはなぜだろう?
進むんだ 僕は間違っていたとしても
名前も無いこの日々を染め続けた"疑い"にいざ復讐
迷った時間は戻ってはこないけどそんなの考えなくていい
誰かが笑っていられるようにそのせいで誰かが泣いてしまわないように
落とした靴を届けに行くよ
あなたのそばを歩いて
途中でいなくなって僕は泣いた
未来と喜びがどこかに沈んで
たった一つの夢を見失った
太陽はいつだって自ら輝きを放つ
誰にだって訪れる時を悟って
静かに目を閉じて明日の背中をさする
太陽は決して時間を選ぶことはない
僕は答えを決めつけていたんだ
さあ 今からどう歩いていこうか
あの青い空や
あの可愛らしい花たちや
あのきらめく朝露や
あの水溜まりに映った澄み切った景色
そんなものたちよりも美しい
そんな存在は君です
君が昼寝をしている姿は
この世で一番可愛らしい猫よりも
愛しいものなんだ
だけど君がそばにいつも居ないから
ついついクラスのあいつに目移りしてる自分がいるんだ
君を純粋に好きでいたいのに
あいつの謎のフェロモンに
クラクラすんだよ
チャラく制服着崩すあいつと
きちっと学ラン着こなす君の狭間で
泣く泣く泣く 私
もしも人間が猫になったら
私はメスの白猫で
君は珍しい三毛猫のオス
あいつはドSらしく黒猫にでもしとこう
そうすれば今のこの世に比べたら
100倍癒される美しい世界になってるんじゃないか?
なんてね
ありえないよ
人間が猫になるんだって
君が私と付き合えるかなんて
いじめてきたあいつを好きになるなんて
君のことを思っていたいのに
ドSなあいつが邪魔をするんだ
でもねあいつがいたからこそ
君のことをもっと好きになれたよ
なぜかクラクラしてしまうあいつと
優しいのにちょっとえろい君
黒王子に目を奪われ
緑紳士に心を奪われ
勝手に膨らむ妄想
君を思う行動
あいつが君への愛をもっと深めると
思っても見なかったんだ
この初恋はきっと忘れない
今日もまたあいつに翻弄されるだろう
今日もまた君への愛をもっと叫ぶよ
君の声が聴きたい
だけど君に声をかけられると
どうしようもなく鼓動が高鳴って
動悸がどうしようもなくなって
うるさい心音を君に聞かれないように
火照った顔を見られないように
胸に手をあて抑えつけ
壁に向かって背中越しに
君の「じゃあまた明日」に返事をする…。