この曲はLAST HEROの初回盤にピアノバージョンで収録されている。だが、もう絶対に収録をしないと田邊は言っていた。
夢花火 にはこれ以外にもエピソードがあるのだろう。まだ明かされていない話もあるのではないか。
音楽は受け止めてくれる人がいるからこそ成立する。BLUE ENCOUNTは受け止めてくれる人を高校時代、必死に探し続けてきたのではないだろうか。
2016年4月26日に行われた、ツアー福岡公演のMCで田邊はファンに謝った。今までこんなことはなかったと思う。4月14日に起こった熊本の震災。BLUE ENCOUNTのメンバーはすぐに地元に戻ることができなかった。
”ごめん。すぐに戻ってこれなくてごめん。皆んなが大変な時に何もできなくてごめん。寄り添ってあげられなくてごめん。音楽って無力だって思った。”
田邊は珍しく、熊本で自分の思いを、感情をそのままぶつけた。
BLUE ENCOUNTは今年度末から”VS”東名阪ツアーが始まる。その中にはリクエストワンマンがある。ファンからのリクエスト20曲は披露するそうだ。公演場所によっては既に 夢花火 が20曲以内に入っているところもある。とても見たい気持ちでいっぱいだが、私は東京公演の日が入試日というとても悲しい気持ちだ。でも、BLUE ENCOUNTと一緒に戦いたいと思う。もし 夢花火 を目の前で聴くことができたならBLUE ENCOUNTの気持ちに寄り添って、楽しんできてほしい。そしてみんなで一緒に感情をさらけ出してきてほしいと思う。
14歳の私が言っても説得力がないと思う。でも、絶対にBLUE ENCOUNTは裏切らない。毎回全力で音楽を届けてくれる。
それだけは絶対。これでBLUE ENCOUNTに少しでも興味を持ってくれたら是非Liveへ行って見てほしい。
音楽は受け止めてくれる人がいます。
そして、気持ちはBLUE ENCOUNTが受け止めてくれる。
熊本地震の2日後に完成した もっと光を の歌詞も見てほしい。
これからもっと大きなバンドになります。
共感できる曲があるのではないだろうか。
VSツアーに行く方がいたら楽しんでほしい。
私はBLUE ENCOUNTと戦ってきたい。
素敵なきみに 恋をした
あたりまえだよ
可愛いきみを 好きになった
あたりまえでしょう
そんなきみが こんな僕に
もしも恋をしてくれたなら
そんなきみが こんな僕を
もしも好きになってくれたなら
ぼくはきっと 立ってられない
あたりまえだろ?
頼み事って いつも自分勝手
そうしてほしい ああしてほしい
もっと、こうしてほしい
そんなこと言ってしまうのなら
自分でやればいいのに
なんて 思ってしまうけれど、
相手に求めたいものがあるというのも
なかなか 幸せな事なのかもしれない
あの夕日を眺めつつ
今日も部活を終える
毎日言ってきた
「ありがとうございました」
もう言えなくなるんだな
墨汁を走らせながら思い出す3年間
先輩に憧れた中1
部長になるために雑用をこなした中2
後輩の指導に迷った中3
書道部という小さな小さな部活
地味な部活 だけど
和気あいあいとしていて
私にとって教室で出せない自分を
さらけ出せる場所でもあった
部活後自転車を走らせる
塾に遅れそうな時
君を見つけた
「ばいばい」
そんな言葉しかかけれなかったけど
「お疲れ様」
君は私が引退したなんて
知らないはずなのに
君の目にそんな言葉が
宿っているような気がした
君のことが好きだけど
君を目の前にすると
頭が真っ白になって。
後になって
君におはようと言えば良かったと
頭が真っ黒になって。
朝になったら、起きてるように
夜になったら、眠るように
赤信号で、止まるように
シートベルトを、しめるように
そんな風に、当たり前のように
僕は君を、好きになったよ
自分が周りから一人取り残されたような感覚になるときがある
その時は必ず自分が普通じゃないということが何か得体の知れないものに感じる
何も感じない感覚が心に強く存在するとき
まるで自分が何もない存在、がらんどうのものに感じる
空虚。
きっとそんなものだ。
そう思ってる頃、いやきっと同じ頃だろう。
fukase先生はホロウでそういう歌詞を歌っていた
自分のことまでも歌ったようだった
君がこっちを見てくれたら
君がこっちを見てくれるなら
たったそれだけなのに
あたしの心臓は
途端に速さを増してくのね
少しだけ寒い部屋に一人
私は苛々するような白い半紙に
根元まで黒く染み込ませた筆を叩きつけた
綺麗じゃなくていい
格好良くなくていい
整った行書体なんて書けなくていいから
君が好きと言ってくれたあの字を
もう一回、
BLUE ENCOUNTというバンドがある。知っている方もいるのではないだろうか。最近ではアニメ 銀魂 の主題歌にもタイアップされた。BLUE ENCOUNTは私にとって大切な存在である。今日はある1つの曲について知ってもらいたい。
夢花火 という曲を知っているだろうか。昔からのブルエンファン、そして熊本の方々、ブルエンの曲を聴き尽くした方は知っているだろう。現在、Liveでは中々聴くことができない。言ってしまえば、幻の曲である。唯一、最近披露されたのは2016年のTHANKSのツアーではないだろうか。2016年、4月26日火曜日、福岡DRUM Be-1 で披露されたことは知っている。もしかしたらこのツアーの他でも披露されていたのかもしれない。
この曲はVo.Gt田邊駿一が作詞、作曲した曲である。そしてここからは実際に田邊が取材で語った話も含めて行く。
BLUE ENCOUNTはVo.Gt田邊駿一、Gt.江口雄也、Dr.高村佳秀の3人が熊本高専の軽音楽部で作られたバンドだ。当時は他のBaが居たらしい。この3人が東京に上京してきた所に現在のBa.辻村勇太が加入して今のBLUE ENCOUNTになる。
19歳の頃、既に田邊は音楽の道に進むことを決めていた。クラスの周りは、進学や就職の道に進む為に準備をしていた。その環境にいることが耐えられず学校を中退してしまう。高村、江口は中退することなく頑張って卒業した。当時、田邊は 有明荘という所で生活をしていた。現在もそこは残っている。今となっては考えられないが、田邊は昔、暗く笑ってなかったという。本当かと疑ってしま疑ってしまうほど驚きを隠せない。
この 夢花火 という曲は当時の田邊が思い描いたままに作られている。 有明荘 の部屋のベランダから見ることができた花火。それを見た瞬間にサビが浮かび上がったそうだ。ギターを持ち、作曲に取り掛かったそうだ。
歌詞の一部に
夏宵に散る打ち上げ花火 まだ二人は夢の中
という歌詞がある。実はこの歌詞、2人と言っているが田邊自身の事なのである。田邊自身は、自分は井の中の蛙であると思い、夢の中で泳いでいるような気持ちだったと話している。その為、この曲を歌うことがしばらくできなかったそうだ。