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これから

あと どのくらいの 自分に 出会える ?

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空虚

空を綺麗だと思った日は
自分が空っぽに思えて

広い世界の中にいる
自分がちっぽけに思えて

でも。
昨日の私を乗り越えれば
そっぽ向かずいっぽ進もうって思えました

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あたりまえ

雪のちらついてたあの日
僕は君に恋をしたんだ きっと
いつの日か消えてしまうのに
僕は君に恋をしたんだ

でも、そんなのあたりまえ。
そんなことを思うと、なぜか
気が、楽になった。

残酷でも無慈悲でもなく、
あたりまえに時は過ぎる。
きっと僕が君に恋をするのも、あたりまえだと思った

朝になったら起きるように
夜になったら寝るように
赤信号で止まるように
生きるの対義語が死ぬのように
ギターの弦が6弦のように
そんなふうに、あたりまえのように
僕は君に恋をしたんだ

今日も朝日が昇ってる
僕は君に会いに行くかのように
学校へ行くんだ、きっと。
いつか僕らは別れるのに
僕は君に会いに行くんだ

でも、そんなのあたりまえ。
そんなことを思うと
逆に心のここんとこが
苦しくなった

今日もあたりまえに何かが消える
悲しいねと君が言う
そうだねと僕は嘘をついた

1日が24時間のように
地球が太陽系のように
3ヶ月をワンクールと言うように
硫化水素が危険なように
トランペットのピストンが3つのように
そんな風に、あたりまえのように
僕は君に会いに行くんだ

そんなことは馬鹿げてるかもしれないけど
これが僕のあたりまえ
ほら、君には君のあたりまえがそこにあるよ
自分の心に…

最後の学年で修学旅行があるように
シートベルトをつけるように
オリンピックの年がうるう年のように
1+1が2のように
ティンパニは音程を変えられるように
そんな風に、あたりまえのように
僕は君を、好きになったんだ
君のあたりまえが僕のと同じならいいな

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全部

なんか全部捨てたくなって
いろんなものをゴミ箱に入れたんだけどなぁ、、、





疲れてきたからもう
大好きな音楽も邪魔なんだよ

なにも慰めてくれないし
なにも背中を押してくれない
結局全部、自分でどうにかしないといけないんだから

でも、どうしよう。

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グライダー、揺らいだあと。

少女はまだ秘密を抱えたまま
少年はそんな少女に恋をする
解ることは少ない。眼鏡をかけても
きっと違わない、きっと寸分違わない。

公式なら不確かってわかってる
嘘をつく猫、人々を嘲笑する
永遠だ。となんとなく台詞を吐く
つま先から頭のてっぺんまで

染まってる「困ってる」なんて言うんだろグライダー
終わってる、きっと誓ってる。なんて感じさグライダー。

「後悔なら誰かにしてもらえばいい」
少年はそう言って柵に手をかけた
ふと頭をよぎった少女の言葉
「いつか落とす命を何故に今落とす?」

止まってる、決まってる。一歩手前のグライダー
「待ってよ、まだ答え出てない」振り向けないグライダー
聞こえる。今聞こえる。彼女の、あの声が。
飲まれる、吐き出される。少し勇気が揺らいだ。
嫌になるほど青い空だ。

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小学校の友達

代わりの無い変わり者なのは変わらない…か。

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ある日ある日のこと
足元から声が聞こえた
「ねぇねぇ靴紐解けてるよ」と
僕に話しかけてきたのは僕が履いているスニーカーだった
最近寝不足だったしなあるきながらこんな夢を見るなんて
そんなことを考えていると
「ねぇ靴紐解けてるってば」だって
そんなことを言っているけど全然解けちゃいない
そのことを伝えると
「はぁ〜〜〜っ」と大きなため息をつかれた

「確かに僕にはちゃんと蝶々がとまってるよ、でもそうじゃないんだ
君また嫌なことがあったんだろう?でも君のことだから
何もなかったように過ごすんだろう?
そんなのいつか絶対転ぶに決まってる
心の中を覗いて見ろよ」
だって
それを言ったきりただのスニーカーに戻った
僕はほっぺをつねってみた

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わすれないで
神様はいつもあなたを愛してくれてる

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前を向くのが憂鬱な日々
足元を見ることすら気だるくて
静かに目を閉じた
でもほんの少しでいい
重たい睫毛を少し持ち上げて
眩しいものなんて無理して見なくてもいい
見たくないものなんて見なくていい
全部に一生懸命じゃなくてもいい
適当なくらいがちょうどいい
あたしらしさなんて分からないけど
あたしは生きてるよ

2

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今までの十四年間の短い人生の中で

数えるほどしか

恋なんてしてこなかったけど

なんとなくわかるんだ

今までとは何かが違くて

これがつまり

大人の恋というもので

本気で人を好きになって

恋がこんなに辛いってことに

気づいたの

こんなことになるなんて

出会う前にわかってたら

君となんか恋に落ちなかっただろうに

だけどそれはたぶん

私ではない誰かになってしまうだろうね

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無題

シンデレラがハッとした時
私は瞬き一つで貴方の隣

いつもより良く見える
貴方の横顔に噛み締める

横並びの幸福
束の間の幸福

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彼女は、小さな海になる。

僕は君と浜辺にいた。

どうして、いつも!
突然君が叫んだ。泣いていた。

君の瞳には僕が見えた。キョトンとした自分が自分を見ていた。
彼女は黙る。今度は、僕を睨むように

あの…えっと。慎重に声をかけた。
私の話は嫌い?つまらない?聞きたくない?
私はね、君が無理しているのが嫌。私は、読書をしていろんな世界を楽しむ様子が好き。甘いものを美味しそうに食べてる君が好き。
会話が苦手なのに、話そうと努力はすごく嬉しくて、私ももっと君と話したい。

けれど、悲しみ苦しみ声をころして泣かないで。

泣いてない。
違うよ。泣いている。
私は、君が好き。無理に話してるのは見ているのが辛くて、やめて、やめて。見ているこちらが悲しいの。
もし、自惚れだったらごめんなさい。涙が海になるわ。

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多分、神様なんていないんだろうな。
だって、それなら人間なんて創り出すはずないじゃん。
無秩序に自然を壊して、
無計画に資源を使って、
無意味に生物を殺して、
無神経に人間をも殺して…
もしも、神様がいたなら、
人類の暴挙を見てどう思うだろう。
地球っていう星の未来はどうなるだろう。
もっと考えようよ。
今一度、いや、何度でも。

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現実

日曜日、文化祭があった。
というわけで、今日は振替休日。
ホントなら、素直に喜べるはずなんだけど…

文化祭でのクラスごとの合唱コンクール
まとまってないときもあったけど、
みんなで懸命に頑張ってきた。
でも、最優秀賞が取れなかった。
惜敗なのか、惨敗なのかはわからないけど。

クラスのみんなの前では、いつも通り、ちょっと悔しそうな顔。
でも、あんなに悔しいのは初めてだった。
みんなに見せた顔の何十倍も悔しい。泣きたい。
実際、泣いている人もいた。

家に帰る途中独りになって、独り言のように心情を吐露した。
なんでだよ、みんなで頑張ってきたのに。
そりゃあ、優劣があるのはわかるけど、わかるけど…
現実を受け止めたくない、逃げたい。
それで楽になりてえよ。
悔しい、寂しい、辛い、泣きたい、悲しい。

家に帰って、ベッドに潜り込んで、泣いた。
みんなの前じゃ見せらんないな。

こんなに悔しいのは初めてだよ。
学校で、みんなとどんな顔して会えばいいんだろう

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the one

男なんて星の数ほどいるって
誰かが言ってた。
確かにそうかもしれないけれど
でもあなたは一人しかいないの。
あなたしかあなたじゃないから
大勢の中の一人なんかじゃない
たった一つ明るく光ってる
色鮮やかな星

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いちばん

綺麗な空を見た時
流れ星を見た時
すてきな映画を見つけた時
美味しいお店に出会った時
嬉しいとき
かなしいとき
怒ってるとき
いつもまぶたの裏に浮かぶのは
君の顔
君の目
君の鼻
君のくち
君の腕
君の背中
君のにおい
全部全部
誰よりも先に君に伝えたい

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夜の考察

窓から見たのは君の足あと
遠いところまで行くんだね

他人事のように眠った
たとえ嘘を暴けても
ひとつも嘘にならないの

笑みをこぼしたって
君は煙のままだから

形がなくて崩れた、
夢だったなんて醒ましてよ