温めたミルクに
優しさを浸したら
冷えたつま先まで温かい気がした
背伸びして笑ったあの日の事を思い出して
少し苦しくなった心が
君を思い出して零れる泪が
12月を連れてくる
必要以上に真っ白な部屋で所在なく立ったまま、何処かで点滅する正弦波を聞きながら
赤と黄色の不毛な追いかけっこを眺めてる。
変わっていく数字だけが偉そうなこの建物は、清潔なだけでとても冷たく、忙(せわ)しいだけでなにも美しくないと思う。
あの夏の日からこの冬の夜まで、優しかったあなたの人生がこんなにもあっけなく揺らいでいることを
少しでも美しいことばで飾ろうと壁に凭れることしかぼくにはできなくて、二十五年分の恩についてただ考えていた。
(病院のモニター装置ってほんとに残酷…)
君が近くにいないことが
こんなにも寂しく感じたのは久しぶり
言葉を交わさなくても
目を合わせなくても
ちゃんと君は隣にいた
どんなに寒くても心は温かかった
なんだかんだいって君は私を支えてくれてたんだね
いつしか当たり前になった日常
君の大切さが改めて分かった
悲しくなったり不安になったり
そんな時に君のことが恋しくなる
私は君に恩返しできるかな
私は君と違って頼りなくて弱くて臆病で何もできない
ただ君のそばにいることしかできない
ごめんね
いつも迷惑かけて頼ってばっかりで
こんな私を好きになってくれてありがとう
いつもありがとう
大好きだよ
大切なのはきっと
まだ胸の奥底にあって
今は出てこないだけだ。って
君が言ってくれたんだっけ。
大切なのはきっと
忘れちゃいけないとかじゃなくて
忘れられないものだよ。って
君が教えてくれたんだっけ。
だから君は僕にとって、一番大切なもので。
忘れられない過去で、まだ見えない明日で。
キャッチして、掴んでいて。
このまま、そのまま。
キャッチして、持ってて。
そのまま、そのまま。
察知して、感知して。
そしたら、それなら。
ダイブして、ドライブして。
そのまた向こう側へ。
誰にも見えぬように
隠した本当の音を
軽く引っ張り出してきて
優しく撫でたのは君だ
だから君は僕にとって、何より重要なもので。
忘れられない過去を、それでいい、と笑ってくれた人で。
キャッチして、掴んでいて。
このまま、そのまま。
キャッチして、持ってて。
そのまま、そのまま。
察知して、感知して。
そしたら、それなら。
ダイブして、ドライブして。
そのまた向こう側へ。
完治はありえない。
このまま、死ぬまで
それでも、構わない。
このまま、このまま、
キャッチして、掴んでいて。
このまま、そのまま。
キャッチして、持ってて。
そのまま、そのまま。
察知して、感知して。
そしたら、それなら。
ダイブして、ドライブして。
そのまた向こう側へ。
応援しているから頑張っておいで、と云うことばは優しいようでとても残酷に思えるから
きっとうまくいくよ!と無責任に請け合ってみよう。
将来とはきっと、諦めなかったことの積み重ねだからきっと
明日はきみのための日。
応援しているから頑張っておいで、と云うことばは優しいようでとても残酷に思えるから
きっとうまくいくよ!と無責任に請け合ってみよう。
将来とはきっと諦めなかったことの積み重ねだからきっと、明日はきみのための日。
(しずくさん、行ってらっしゃい)
子供たちは夕焼けに気付かずに、帰る場所を見失う。
どんな言語で、どんな言い回しで話すか、それすらも見失う。
ノイズ・イン・ザ・サウンド。テキトウな言葉で笑う。
そして、本当の幸せとかいう雑多なものを、形だけ見失う。
シュガー、甘くしてくれ。
あの子の声みたいに、
シュガー、甘酸っぱくしたのは
君のせいだろうが。
布団の中で朝焼けに目を背ける。行き先を失っている。
そんなもんだと、陳腐な言葉で悟るふりをする。
フー・イズ・ソサイエティ・ダスト?テキトウな人選で狩る。
そして、形だけ見失った愛を語り、わかりやすさランキングバトルが始まる。
シュガー、忘れさせてくれ
あの歌みたいに
シュガー、さぁ歌ってくれ
騙してくれたのはあの時だけか?
面影も残らぬくらい降り続けた昨日の雨は、名残惜しそうに空に上って、また回る。また回る。
シュガー、甘くしてくれ。
あの子の声みたいに、
シュガー、甘酸っぱくしたのは
君のせいだろうが。
シュガー、風に乗って
涙も乾くよ、だから
シュガー、好きな味付けにして
いいよ、自由自在さ。
楽しい時間の中にも
嫌な事は潜んでる
本当に楽しい時間は
私に訪れるのだろうか?
また私が我慢しないといけない、と思うと
不安の渦に吸い込まれる
一度でいいから
自分勝手に生きてみたい
一度でいいから
物事を思いどおりにしてみたい
こう思う私はわがままかな?
私だってもう我慢したくない
自由に生きてみたい
僕が目指す場所は果てしなく遠いらしい
僕が君へ追いつくには何億光年かかるらしい
君の手を握る、とか、君を抱きしめる、とか、
そんなのは夢の中ですらできない僕はたしかに臆病者だ
今もこうしてうだうだ詩を書いて
君に振り向いてもらえるとでも思っているんだろうか
キーボードの音だけが耳に鳴ってる
だけどもう少しだけ手を伸ばしていたいんだ
届かない、無茶だって言われたって
どうしても君に触れたいと思った
かすめるだけでいい、君に触れさせて
僕が掲げる夢は果てしなく理想でしかないらしい
僕はちゃんといつかたどり着けるんだろうか
不安なんて吹き飛ばしたいのに
だからもう少しだけ優しくして欲しいんだ
好きでもないし嫌いでもないって言われたって
どうしても触れたいと思った
もし僕があのロックスターなら
もし僕があいつなら
そんなの願ったって叶わないからさ
だからもう少しだけ手を伸ばしていたいんだ
届かない、無茶だって言われたって
どうしても君に振り向いてほしいと思った
かすめるだけでは、君に覚えてはもらえないだろうけど
それでもいいんだ
僕の中に君がいるから
君の中に僕がいなくても
僕はきっと大丈夫だ
静かな夜が
二度と明けませんように
現実なんかよりずっと幸せな夢が
いつまでも覚めませんように
こんな冷たい朝も
貴方の隣なら、温かいままだったのに
流れた涙だけがただ温かい
朝靄に溶けて消えて行く景色
霞んで見えないのは
登り始めた太陽のせいだと
ずっと大人の目を見て成長してきた。
呼吸がどんどんできなくなった。
『良い子』になることをやめた。
『頑張る事』を少しやめてみた。
少しだけ呼吸がしやすい世の中になった。