なんだか海が見たくなって、カメラも忘れたまま家を飛び出した午後遅く
日没に追われるように車を飛ばした、何年かぶりの海岸通りは無彩色
雲と海とがすぐ向かい合って、その間を雨が落ちていった。
とうめいな雨をワイパーで飛ばして、届かないきみにおやすみ
君の手を握った僕
その手は氷のように冷たかった
いつも笑って楽しそう
見つめていると温かい気持ちにさせてくれる
だけど君自身は冷たい何かと闘ってる気がした
君の手が冷たいように
君の心も冷たい何かに覆われて
温かい本来の君が
消えてしまいそうな気がした
少年よ、忘れることなかれ。
瞳に映る世界と軌跡を。
少年よ、忘れることなかれ。
影に光る知恵と勇気を。
少年よ、忘れることなかれ。
指先に見える明日と夢を。
少年よ、恐れるな。
未来を叫べ!
可能性は捨てなかったけど
間に合うとは思ってなかった。
別れは私を置いて行くものだと
数年前から気付いていたから。
部屋へ足を踏み入れた時に
これは現実だって分かったのだから。
ねえ、
人見知りで口下手で、
不器用にしか誰かを愛せない私だけど、
貴方の自慢の孫になれましたか?
貴方は私の大切な人。
終業式の日に先輩が帰る姿を見れた。
二週間会えないけど、頑張ろって思える。
ただの憧れだけど、別にいい。
先輩、受験勉強頑張ってください。
貴方の目線の先の人を知りたい
貴方の今会いたい人を知りたい
貴方の好きな人を知りたい
この前冷やかされた訳を知りたい
貴方の気持ちを知りたい
私に教えて
気づいてないでしょ
私が貴方を好きなこと
気づかれないようにしてるもの
好きじゃないフリしてさ
気づかれない為にね
時には素っ気ない態度もとってるし
気づいてほしいけど
貴方とは世界が違うから
気づいたら
貴方はきっと困るから
これを気づかいと言いますか?
ああ、ずっと中一のままがいい。
というか、先輩をずっと見ていたい。
どんなに他の人が「かっこよくない」と言われたって
やっぱりなぜかキラキラしてみえる。
なぜだろう。
卒業式の日、その恋は「思い出」に変わる。悲しい。
その恋心もいつか忘れてしまう。
片思いソング聞いてキュンキュンしてるそのへんの女の子。
ごめんなさいね、私はロックバンドがイイ
ドラムたたいて、頭ぶんぶん振ってるのがイイ
ベースをかき鳴らしてるのがイイ
ものを壊すぐらいの勢いのリズムしか受け付けないの
少女漫画のシチュエーションに跳ねてるそのへんの女の子。
ごめんなさいね、私は戦友の物語がイイ
グロいやつ?
大歓迎。
ノートはピンクでまとめるそのへんの女の子。
ごめんなさいね、見やすさ重視で赤と青でまとめさせて?
君は片思いソング聞いてる女の子の方が好みかな?
少女漫画のシチュエーションに憧れる女の子がいい?
それともノートはピンクでまとめる女の子?
そんな子達とは真逆の私。
こんな私でも好きにはならない?
縄文時代って、一万年間大きな争いがなかったらしいんだって。
今の世の中じゃとても考えらんないよね。
今は、十年に一回ぐらいのペースで戦争が起きてるんじゃないかな。
でもさ、一度あったことなんだから、もう一度できるはずだよね。
全人類が同じことを望めば絶対かなうはずだよね。
俺は、その可能性を信じたいから。
違う、
私が本当にやりたいのは、
こんな事じゃないのに。
あと2ヶ月、
あと2ヶ月の辛抱だよ、
がんばれ。