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君が閉ざした心の扉は

いつかの僕にどこかが似ていた

好きといえずに芽生えた感情を、

そして

行き場がないこの感情を、

捨てるかの様に

嫌いと自分に何度も何度も言い聞かせたあの頃の僕。

溢れる想いを硬い丈夫な心の扉の奥底に

閉まったのは紛れも無いあの頃の僕だった

そんな僕は鍵の開け方を知っている

君が閉ざした心の扉の開け方を。

大好きな君の扉は僕じゃ無いと開けられないんだ。

だから、だから

君の力にならせてください。




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受験生

学校で会って君を見つけた。

目をそらすわたし。

こっちに向かう君。

逃げるように背を向けるわたし。

わたしの袖を引っ張る君。

立ち止まるわたし。


「なんだよ」


その一言ですべてが溢れた。

君のために、君の邪魔にならないように、
君を避けて、会わないようにしてきたのに。

あーあ、全部台無し。


「寂しいじゃんか」


そんなこと、言わないでよ。
頑張ったのに。


「ばーか」



あと少し、あとちょっと。
頑張れ、


君が第一志望に合格しますように。。。

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質問!!

ポエムって自己流のじゃなくて、
実際にある歌詞で、気に入ったら
載せても大丈夫なんですか???

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嘘偽(うそいつわ)り

僕の心にタトゥーを入れよう

一生とれない傷をつけよう

人に優しくなれるだろう


それから嘘を偽ろう

嘘を偽れば"本当"になるんだろう

嘘で固めた今までの僕を偽るだけだ

もう僕には"本当"のことしか言えないんだ

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一級河川の氾濫

止めどなく、滞りなく、溢れる想い。

流されまいと理性で抵抗。

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ヒトリゴト

おやすみって云いたかったのに
またねって云っていた。

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おひさま。

きんと冷えた空気の中に
真新しいものなんて何もないって
おひさまの中で笑った

それでもいいよ
年の初めは君に会えるから
上手く笑えなくても
それでもいいんだって思えるから

最後のお年玉、
頑張ってねとか
応援してるよとか
ありふれた言葉が

一番、あったかかった

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甲虫

五月蝿い
貴方の声は目障りなの
まるで寝足りない朝に鳴る目覚まし時計
切っても切っても鳴り響く
まるで脳に釘を打たれてるみたい
打たれた所から溢れ出る蜂蜜が
甘くて甘くて甘くて
私はそっとすくって食べるの
これが最後の晩餐かしら

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いつか

いつかこの心臓が止まる瞬間
何が自分に起こるのだろう
思考がゼロになるなんて
本当は信じたくないんだ

願わくば 君との思い出も持っていきたい
キラキラしたあの空の
向こうへ逝けると信じたい
苦しみなど味わいたくない

だからなのか でもなのか分からないが
私は死後の世界を信じている
君との思い出も 透明の空の正体も
きっとあの世の三途の川に
置いて行かなくてはならないのは
百も承知なのだけれど

無にはなりたくないから
いつか自分の存在が
忘れられる時が来てしまうのは
余りにも寂しいし辛いから
あの世にいる誰かが覚えていてくれたら
それでいい気がする

でも、もっと怖いのは
自覚せずに死んでしまう事
苦痛の中で 死んだ自覚を持てずに
うろつき廻ったりしたくない
例えば南海地震で
自分が瓦礫の中で死んだらとか
考えたくない したくない

ねぇ、死ぬのは嫌。
だけど、不老不死はもっと嫌。

そんな矛盾を抱える私は
新年の月と深夜の透明の空を眺めていた

すると新年の月は妖しく輝き
今日も開けた夢の世界への扉に向かって
矛盾を抱え迷う羊をそっと突き落とした

1

2018、新年の挨拶

1日越えようが365日挟もうが私は私なのだ
あのとき自分がした選択は今の私のものじゃないとかそんな言い訳は通用しないのである
いつまでたっても私は私以外の人生を生きることができないのと同様、
此処へ来れば私は「ブドウ大福」という名前でつらつらと文を書いては消し書いては消しを繰り返していいのでは?と思ったものを自己満足という超安全な保険を自分にかけつつ人に見てもらうという作業をするのだ
これからもそれは暫く続くだろうし、辞めるつもりなんてまだない 懲りてないだけかな
これからもずっと なんて約束もできないけど
こんな「私」でもいいなら
2018年もどうか よろしくお願いします

2

ゼロ

何も無い世界ってあるんだろうか

もしあれば行ってみたい

この世の中にいるとなんだか疲れてしまうんだ

ずっと眠りたくても目が覚めてしまう

ずっと幸せでいたくても不幸は訪れる

ずっと笑っていたくても悲しみにのまれてしまう

こんなの全部なくなって全て消えて

何もなんの感情もないただ生きるだけの場所

つまらなくたっていいんだ

一度でいいから行ってみたい