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無限大

僕の中は不快感で覆われている
ちょっと苛立ってみたり
馬鹿にしてみたり
相手の嫌がることをしてみたり

けれど、それは自分を守るため
自分自身を守るための行為である

ある日の僕は友達に対する
思い付く限りの
悪口を並べた
すると止まらなくなって
ついにはすっきりしてしまう

だけど、襲ってくるのは
無限大の罪悪感

あの子を犠牲にしてまで
僕は悪口を言う必要はあるだろうか...と。

だけどまたある日の僕は
あの子の
悪口を並べる
そして、ついには
すっきりとしてしまう

回りに合わせて悪口を並べ
回りと同じようにあの子を睨み付ける

そしてさらには、
泣いてしまうあの子をみて
僕たちは笑う

そんな、最悪な
僕たちは
優しいあの子とは大違いだ。

もしも、僕がやられる側だったらあの子みたいに
強くいられるだろうか...

あの子は本当に強い子だ。

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昨日の夜の薄い期待と決意は

あの子達の目配せに、逃げ込んだ部室に、無機質で無情な事実に、

あっさりと殺されてしまった。

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僕自信

眠たい目を擦って

今日もまた学校へ行く

不安や怖さと葛藤しながら

僕らしくいなきゃいけないあの場所へ。

毎日自分自身を犠牲にしながら

回りの雰囲気に溶け込んでゆく

そんな毎日を繰り返し

僕は耐えきれなくなって、

ついには涙が止まらなくなる

僕は一体何を信じればいいのか

わからなくて

犠牲になるたびもがいてしまう

学校へ行くことは

自分自身を傷つける大きな罠だと

気づいてしまった...

そう気がついたときには

僕にとって

手遅れだったみたいです。

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最近の思い

好きって貴方に伝えたらこの関係は変わってしまうのかな
それでも好きって伝えなきゃ
いい方向へは転がらない

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gifted

誰かが誰かを天才と呼ぶけれど、
人は誰もがなにかしらの才能を持ってる。
神様から与えられたものがある。
そう思って生きていきたい今日この頃。

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ハニー

失恋ソング聞いて、君を忘れようとした

ポケットのカイロの温かさ

君の手のぬくもりを思い出した

今飲んでいたハニーカフェオレ

これは君が好きだった飲み物

その甘さで交わしたキスを思い出し

冷たい風が吹くと互いに気持ちを伝えた日を思い出す

どうすれば君の存在が私からいなくなる?

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無題

貴方と私の間に
貴方が見出した メルティ・ラブ
私の瞳には映らない

貴方が触れた私が熱くて
私に触れる貴方が冷たいのなら
私の恋心は何方が決めるの

貴方と私の間で
私が手放したモルト・ラブ
貴方の掌の空蝉

首筋辿る貴方の指に
凍えてしまいそうな私が
溶かしたのは貴方の恋心なの?

貴方と私の間に
貴方が誇示するメルティ・ラブ
私の身には覚えのない

貴方が私の瞳に見出す
その熱情というものが
私には分からないの

貴方と私の間には
在りもしなかったモルト・ラブ
貴方は息を吸うように夢を見る

たとえ他の人との間でも
貴方はきっと
恋に溺れていられたでしょう

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untitied

君の穏やかな声が好きだった
君の大きな手が好きだった
その声で 私の名前を って
その手で 私の手を って
叶わないってわかってたけど でも
画面の中の君はとても優しくて
今思えば 興味本位だったんだろうけど
それでも なんて
バカみたいだ
バカだったんだ、ずっと
恋は盲目、なんて言うの、ほんとかもな、なんて思うくらいには、

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腐朽

四歳の頃
親は既にいなかった。
五歳の頃
生きるためにと銃を渡された。
六歳の頃
初めて人を殺め大人に褒められた。
七歳の頃
敵を殺めれば食料が貰える事を知った。
八歳の頃
三つ歳下の妹が大きな鞄を背負って大きな建物の中に入って行った。その後建物は大きな爆発音と真っ赤な炎に包まれた。
九歳の頃
白い肌の人が透明な水をくれた。砂の味も鉄の味もしない。何の味もしなかったが美味しかった。
十歳の頃
僕らの世界は地獄である事を知った。
十一歳の頃
僕に名前が無い事に気が付いた。
十二歳の頃
僕がこの世から消えた事に誰も気付かなかった。

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できれば

この先
君が寝る瞬間を
見届けたいのですが
いいですか?