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言葉

溶けて消えてったチョコレイト
あの甘さは今どこにあるのか

ふわりと去った砂糖菓子
上手くなんて作れやしない


伝えたいと思うのに
言葉は何故か上手くいかず
貴方がくれる思いだけが
私の思いを咲かす

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届かない

いつ頃だったか 何故だったか
君の声を思い出した
いつも笑ってた君の瞳が
なぜかいつまでも離れないで

花は巡って 声は掠れて
君はすっかりディスプレイの向こう
あの日の私が 囁いた気がした
「ねぇ このままでいいの」って


さぁ 走りだせ 季節駆け抜け
涙は藍色 声は届かない
だけど私は 君に会いたいの
夢を見ていたいの

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cameranman

ガラスの向こう君の瞳
眺めて笑った いつの記憶か
もう貴方は私が見えない
もう私は貴方が見えない

私がいつも笑っていたのは
君のレンズの前だったから

雑木林風がひとつ吹いて
雑踏の中 散ってゆく


嗚呼 貴方へ 私へ
もう届かないこの声を
涙流して紡ぐ

どうか 泣かないで 貴方よ
弱い私の心を包んで
1人儚く笑う

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乾燥

風、冷たく頬を撫でている。汚れきった心、赦してくれそうな歩道橋の上を歩く。始発がまだ出ない頃から、ゆらり。
乱文、ぶらりランブリングで纏める。解りきった振りをして、前の男、笑った。不意に苛立って、足で蹴飛ばした。
思い出して不快になり、今度は踏みつけてみたが。鼬ごっこになってさらに不快感は増した。赦せない過去と、それに似た何かを確実に抱いて俺は行かなくちゃ。
青春をまるで黒歴史の様に扱って。くしゃみのあと血の味がした。カラカラに枯れた俺に雨はついに到達しなかった。成立/不成立のアイダで揺れている。


改行の少ない文章で疲れてしまったが、目は自然と文を噛み砕き続けた。歪んだ暗さに憧れた一瞬を俺は逃さなかった。
傷つけあう人々を見た。慰め合う人々を見た。話し合う人々も殴り合う人々も見た。そんな街中を歩いていて、振り返っても何も無かった。もう一度前を向くと、目の前に男がいた。

「本当気付?過去過、正解、将来不安、御前来、解帰」
意味不明だったので避けて歩いた。しかし男は俺についてきた。

「本当気付?過去過、正解、将来不安、御前来、解帰」
少しずつ解ってくるのが嫌だったが、聞き取れる瞬間を待つ俺もいた。

「本当気付?過去過、正解、将来不安、御前来、解帰」
意味がやっと解った。男は俺の前に立った。不意に苛立って蹴っ飛ばしたら、男は砂になって崩れた。

「本当気付?過去過、正解、将来不安、御前来、解帰」
男の声が頭にこびり付いて、つい口走ってしまった。足元が、さっきの砂でざらついている。

(本当は気付いてるんだろ?過去の過ちも、正解も、将来の不安も、だからお前はここに来た、さぁ解ったらさっさと帰りな)

頭の中響いた。

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一行ポエム

少数派?上等じゃん。多数派に流されて自分を捨てるよりも。

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うたうたいの独り言

悲しいときに笑うことは強さじゃないし

苦しいときに気遣うことは優しさじゃない。

好きだというから愛ではないし

無視をするから嫌ではない。

弱さを認めず

本音を隠す。

夢を語れない大人になんか

なっちゃダメだよ。

…なんて

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最後の直球勝負

トーク履歴は、いつもいちばん上だった
会話が終わっても、いつも "かまって" ばっかり
話すのは好きだった
時間を忘れるくらい夢中になって
眠気をこらえながらトークし続けた
気がつくといつも時計の針は26:00
いつしかそんな君に惹かれていた、あの夏、
通話越しにこぼれた "好き" の2文字
幸せと不安が相交じる秋の夜長に告げられた
"友だちでいたい"
揺れた心に、揺れない決心。
今なんて必要なこと以外話さない
トーク履歴は、いつもいちばん下
見返しても見返しても
トーク履歴がいちばん上にある日なんて
狭いキャンバスに描いた小さな絵のようだ

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応援ポエム

たくさん泣いて
それ以上に笑えば
損はしないさ

自分以外の他の誰かになる事は出来ない

だから最後まで自分を貫き通そう

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love.

君にはきっと好きな人がいる

だけど君と同じように

私だって君が好き

でもね、

あの日の教訓を胸に

もう公にはしない

君が好きだってことを...。

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初雪

もしも初雪に足を取られて
遠く遠くまで滑って行ったら
君は心配してくれるのでしょうか